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3社共同輸送を開始 岡山~大分・福岡間、実車率99%以上に JPR、エバラ、サッポロ

日本パレットレンタル(JPR)とエバラ食品工業、サッポロホールディングスの3社は11日から、岡山―大分・福岡エリア間の共同輸送を開始した。共同輸送のスキームは左図の通り。対象製品はJPR:輸送用パレット、エバラ食品:加工食品・調味料、サッポロホールディングス:酒類・飲料。

従来、岡山―大分・福岡エリア間の輸送について、3社はそれぞれ10t車で陸送していた。昨今のドライバー不足を背景に、同エリア間の片道500km以上の運行をそれぞれ確保することが困難になることが予想される中、3社で協業し、同エリア間でラウンド運行することで地方の幹線輸送の安定確保につなげる。

岡山―大分・福岡エリア間は、海上や鉄道へのモーダルシフトが難しく、現実的にはトラック輸送がほぼ唯一の輸送手段となっている。しかし、安定した物量がないため、

①帰りが空荷になる
②帰り荷確保のため大阪エリアなど荷物量の多いエリアに移動する必要がある
③帰り荷が出るまで数日のタイムラグが生じる

――などの問題から輸送の効率化が課題となっていた。

19年7月からのテスト期間では、大分から岡山そして福岡に戻るルートを3日でラウンド運行し、行き荷・帰り荷とも固定化することで実車率99%以上を実現するとともに、個社単位での輸送時よりも全体でCO2排出量を約15.2t低減した。これにより、輸送の効率化の最大化と環境負荷低減につなげる。

また、運行ルートやスケジュール、輸送商品および車両を固定化し、フォークリフトによる機械荷役を徹底することでドライバーの労働環境改善と作業負荷軽減を推進。運転以外の手荷役などの作業をなくすことで、女性や高齢ドライバーでも働きやすい環境を整える。

JPRのレンタルパレットは現在、3千300の法人・6万3千を超す拠点で年間延べ4千500万枚以上が利用されている。パレットの動き=荷物の動きを知るJPRだからこそ、「お客さま同士をつなぎ、物流効率化・省力化の提案を行っている」。今回のようにJPRが提案して、荷主が連携した共同幹線輸送の事例はキユーピーとライオン、キユーピーとサンスターに続き、3例目となる。同社は今後も持続可能な物量網の構築を進め、物流業界の課題解決に努めていく方針だ。

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