カゴメは「Beyond グレープフルーツを使っていないグレープフルーツ味の100%ジュース」(以下、ビヨンドグレープフルーツ)を10月6日より発売し、低価格でグレープフルーツの味わいが楽しめる新しい選択肢を提案する。
グレープフルーツは直近10年で輸入価格が約2倍となり、輸入量が激減している。そこで新製品は、入手の安定している材料でジュースを構成し、価格を抑えた。同社独自の野菜・果実を活かすブレンド技術から生まれたブランド「KAGOME Beyond」の第二弾商品となる。
10月30日に行われた新商品発表会で、飲料・食品開発部の大西宏明主任は「ブランド第一弾の『オレンジを使っていないオレンジ味の100%ジュース』の開発でブレンド技術に手応えを感じた。スーパーなどからも姿を消しつつあるグレープフルーツジュースの味わいを未来に届けたいと考え、開発をスタートした」と語る。
「ビヨンドグレープフルーツ」は、柑橘のようなさっぱり感を持つ黄にんじんをキーとなる原料とし、すっきりとした後味を実現させた。さらにホワイトグレープフルーツ特有の繊細な風味を忠実に再現するため、皮ごと搾ったレモンのほろ苦さ、メキャベツ(プチヴェール)の香り、ほうれん草の後味などを活用。素材の個性を活かした絶妙なバランスを導き出した。

「会社の冷凍庫に保管されていた、ほぼすべての原料を悶えながら試飲して検証し、それらを混ぜ合わせて味わいを近づけた。苦味の近いザクロを試した際には色が茶色く濁り、香りを近づけると葉野菜の風味が強くなり過ぎるなど、50回以上におよぶ試作は一筋縄ではいかなかった」と苦労を語った。
飲料企画部の近堂洋輔主任は今後のブランドにおける挑戦として、「オレンジやグレープフルーツの価格高騰に並ぶ課題のある果実を、ジュースに限ることなく検討していく」と意欲を見せた。
