先日、テーマパークの人気レストランのテラス席でワインとイタリア料理を楽しんだ。最近はなんとなく飲酒を控えていたが、ていねいに味わう一杯は格別だ。初夏の夕暮れ時に心地よい風と音楽に包まれ、何とも贅沢な時間を過ごした。
▼若者の酒離れが叫ばれて久しい。酒に頼らずストレスを解消し、円滑なコミュニケーションを築ける人を羨ましく思う一方で、自分は何のために酒を飲むのか考える機会も増えた。
▼楽しみ方も変化している。近年はコンビニ各社が、蒸留所との共同開発や人気漫画とのコラボなど特別感ある限定品から気軽に楽しめる低アルコール商品まで、多様なニーズに応える売場づくりを進める。こうした変化は、酒とともに楽しまれてきたチーズにも及ぶ。明治は晩酌需要を見据え、スパイス付きカマンベールチーズやコンビニ限定の小容量チーズを投入し新たな食シーンを提案している。
▼酒は「一人ひとりの時間や気分を豊かにする」存在としてその価値が見直されつつある。量や頻度ではなく、自分らしい距離感で楽しむことが大切なのかもしれない。
