メイカングループ(静岡県浜松市、小寺仁康社長)は8日、アクトシティ浜松で「MEIKAN Food Show 2026」を開催した。静岡県をメイン商圏とする中部メイカングループの地域卸。今回は新規出展企業11社が加わり316社(ドライ171、低温145)が出展。主要取引先からの来場者も600名を超え、同社開催の展示商談会として過去最大規模を更新した。
会場は秋冬商戦に向けた新商品、リニューアル品の展示のほか、地元企業を網羅した「食の都 静岡」では、静岡、金沢のおでんの食べ比べも実施。このほか、生味噌チルドでて提案する「味噌の魅力」、「中華まん横町」、スイーツ、和菓子を品揃えた「彩ー甘味博覧会」を企画ゾーンに設置し、来場者の関心を集めた。また、出店企業の83%(262社)が試食可能で、「見て、食べて、(説明を)聞ける」商談会として高い評価を得ている。

会見で小寺社長は「食品値上げが相次ぎ、消費者が支持できる価格ラインは既に超えているが、今後も価格改定が行われていく。日配品は大きな影響がないものの、ドライの動きが悪くなっている」と現況を説明。消費の変化については「特売を求めて店を回る消費者はこれまで全体の15%前後だった。現在は25~30%に拡大しているのではないか。そうした消費者は特売品かPBを選択するようになっている」と指摘し「商環境が急変する時代に合っても当社は先義後利の精神で事業に邁進し、お客様にパートナーとして選択していただけるよう邁進する」と抱負を述べた。
なお同社の今期業績は、第3Qの前年同期比売上高0・5%減で着地。アサヒグループのシステム障害に起因する大幅な売上減を前年並みにまで回復させている。一方収益については物流コストの上昇、粗利率の低下が大きく影響しており、苦戦中。来期に向けてはAIの効率的な導入を推進しコスト削減を推進する。
