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【PR】ネスレ日本の持続可能な物流に向けた取り組みとは? モーダルシフト、共同配送組み合わせ多様な形を模索

 ネスレ日本は、物流分野において、将来的な輸送力不足や環境変化に対応するため、持続可能で安定的な物流網の構築に取り組んでいます。トラック・貨物鉄道・船舶といった複数の輸送手段を組み合わせたり、他社と協業したりすることで、輸送の効率化と安定化を図っています。

 なかでもいち早く強化したのは、トラック輸送から貨物鉄道や船舶の輸送に移行する「モーダルシフト」です。

 同社の製品のなかでも、特に「ネスカフェ ボトルコーヒー」は、物量が多く、さらに重量もあることから、他の製品と比べて特に輸送コストを要し、これに伴い環境負荷がかかるという課題を抱えています。

 この課題を解消すべく、物流の「2024年問題」が取り沙汰される前の2009年にモーダルシフトを開始しました。

 2023年9月にはJR貨物グループと、持続可能な輸送網の構築に関する連携を発表。2024年から、貨物鉄道輸送への移行強化を進めています。

 その第一歩は、同年2月に開始したネスレ日本・島田工場(静岡県島田市)から関西方面への中距離帯での輸送での定期鉄道貨物の活用となります。
 この取り組みでは、距離は約330kmという中距離帯、重さにして1日200トンの輸送を貨物鉄道に担わせることで、年間4000台のトラックの削減につなげました。

 中距離帯での1社1日200トン規模の貨物鉄道輸送は、発表当時、食品・飲料業界では初の試みでした。

ネスレ日本の伊澤雄太さん
ネスレ日本の伊澤雄太さん

 ネスレ日本のサプライ・チェーン・マネジメント本部物流部部長兼プロジェクトマネージャーの伊澤雄太さんは「工場が多いことでトラックの集車が難しく、今後もリスクが高まると予測できた静岡県から開始した」と振り返ります。

 25年3月には、島田工場から中国・四国方面への輸送で、貨物鉄道とトラック輸送を併用した新ルートを構築しました。

 26年4月には、ネスレ日本・霞ヶ浦工場(茨城県稲敷市)から東北地方への輸送で新ルートの運用を開始。2024年2月より開始し、3か年計画としていた貨物鉄道輸送の活用の最後のピースを完成させました。

 新ルートでは、繁忙期(4~8月)には土浦貨物駅(茨城県土浦市)から東青森駅(青森県青森市)までの約680kmを鉄道で輸送。通常期(9~3月)には、土浦貨物駅から仙台貨物ターミナル駅(宮城県仙台市)までの約330kmを鉄道で輸送しています。

 モーダルシフトは、トラックドライバー不足という課題にも有効です。

 近年はトラックドライバーの高齢化、担い手の減少により、特に長距離帯のドライバー不足が深刻化しています。

 同社は今後もドライバー不足は加速するとの推測の下、トラック・鉄道・船舶といった複数の輸送手段の「ベストミックス」を目指しています。
 「短距離・中距離の輸送はどうしてもトラックの比率が変えられないが、逆にそこにトラックでの輸送を集中する。一方で長距離輸送は鉄道や船舶への切り替えを考えている」とのことです。

ラウンド輸送で効率化も期待

フェリーを利用したラウンド輸送
フェリーを利用したラウンド輸送

 ネスレ日本単独での取り組みに加えて、他社との協業による輸送効率の向上にも取り組んでいます。

 6月5日からは、関東~関西間で、キッコーマン食品と連携し海上輸送を活用したラウンド輸送を開始しました。

 往路では、キッコーマン食品N-DC(千葉県流山市)から千葉港まで貨物を輸送し、千葉港から堺泉北港までを海上フェリーで輸送。その後、堺泉北港からキッコーマン食品高砂DC(兵庫県高砂市)までトラックで輸送します。

 復路では、ネスレ日本の姫路工場(兵庫県姫路市)から堺泉北湊まで貨物を輸送し、再び千葉港まで海上輸送を実施。千葉港から、野田物流センター(千葉県野田市)までトラック輸送を行います。
 輸送頻度は往復週1回を予定し、輸送対象はネスレ日本が「ネスカフェ ゴールドブレンド」をはじめとする飲料製品、一方、キッコーマン食品は「キッコーマン 濃いだし 本つゆ」などの調味料製品となります。

 これまでのトラック輸送から海上輸送に切り替えることで、1運行あたりのCO2排出量のほぼ半減を見込んでいます。
 他にも、昭和産業と2025年10月から、伊藤園と26年4月からラウンド輸送を開始しました。
 昭和産業とは、静岡県と千葉県・茨城県方面の区間で、往路では「ネスカフェ ボトルコーヒー」などの飲料製品、復路は小麦粉などの食品原料製品を運ぶラウンド輸送を週3回実施しています。

 当該路線におけるトラックの使用台数をほぼ半減できる見込みとなっています。
 伊藤園とは、静岡県を起点に4月から物流連携しています。
 両社は静岡県・千葉県・兵庫県にそれぞれ拠点を構え、静岡県を起点に運用開始したのは共同輸送とラウンド輸送の2つ。

共同輸送では、ネスレ日本の島田工場(静岡県島田市)で製造されたボトルコーヒー「ネスカフェ ボトルコーヒー」を伊藤園の静岡県にある倉庫(DC)に集約して静岡県から千葉県までの片道で実施しています。

「ネスカフェ ボトルコーヒー」は島田工場の出荷倉庫から伊藤園のDCに輸送され、そこで週1回、軽量貨物である伊藤園のインスタント緑茶「さらさらとける お~いお茶 抹茶入り緑茶」などと重軽混載され千葉県の倉庫まで輸送されます。

一方、ラウンド輸送では、島田工場の出荷倉庫からネスレ日本の倉庫(兵庫県西宮市)へ「ネスカフェ ボトルコーヒー」を輸送したトラックが、復路で伊藤園の物流倉庫(兵庫県神戸市)にて「お~いお茶」などに使用する原料茶葉を積み込み、伊藤園の静岡工場(静岡県牧之原市)まで輸送しています。

共同輸送とラウンド輸送でトラック1台あたりの積載効率を高め、トラックドライバーの人手不足の解消のほか二酸化炭素排出量の削減につなげていきます。

新たな手段、自動運転トラックでの挑戦

ネスレ日本 姫路工場を出発する自動運転トラック
ネスレ日本 姫路工場を出発する自動運転トラック

 新たな輸送手段にも挑んでいます。

 T2社が開発した自動運転トラックを使い、「ネスカフェ」製品を輸送する実証を2025年12月から実施しました。
 この実証ではドライバーが乗車しつつハンドルから手を放して運転するという、米国自動車技術者協会の定義で「レベル2」にあたる自動運転トラックを使用しています。自動運転の距離は高速道路上の約430~450kmとなります。

 25年12月から26年8月までの期間中で計4回の実施を予定していた実証を前倒しで26年5月に終え、今後ネスレ日本は「レベル2」自動運転トラックの商用運行への参画、定期運航を2026年7月から開始します。

 T2社は、特定の条件下でドライバーの代わりにシステムが全ての運転操作に対応するという「レベル4」にあたる自動運転トラックによる幹線輸送サービスを2027年度から開始予定としており、ネスレ日本は同サービスへの参画も視野に入れています。
 実証によって、自動走行のルートやリードタイムなどを検証し、今後の活用に活かしていく方針です。
 ネスレ日本は今後もあらゆる手法を用いながら、最適な物流の方法を模索していきます。

CO2排出量の削減にも寄与

 これらの取り組みは、主に輸送の効率化と安定化を目的としたものですが、その結果としてGHG排出量の削減にもつながっています。
例えば、モーダルシフトやラウンド輸送の導入により、トラックの長距離輸送を削減するとともに、輸送効率の向上を実現しています。こうした効率化の積み重ねが、環境負荷の低減にもつながっています。

 同社では「2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量実質ゼロを達成する」というグローバル目標を掲げており、事業活動全体を通じて環境負荷の低減を進めています。物流分野での取り組みも、その実現に向けた一助となっています。

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