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鈴木敏文氏死去 セブン&アイHD元会長 コンビニを一大産業に

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)で会長を務めた鈴木敏文名誉顧問が5月18日、心不全のため死去した。93歳。コンビニエンスストア「セブン-イレブン」を創業し、前例のなかった数々の挑戦や革新を成し遂げ、国内トップクラスの巨大流通チェーンに育て上げた。通夜・葬儀は近親者のみで執り行う。後日、お別れの会等を開く予定。

 鈴木氏は1932年12月、長野県生まれ。56年に中央大学経済学部を卒業し、東京出版販売(現トーハン)入社。63年にイトーヨーカ堂へ転じた後、74年に新規事業としてコンビニ「セブン-イレブン」を国内に初出店。セブン-イレブン・ジャパンの社長、会長を歴任し、事業の拡大を牽引した。

 創業当時は「小型店と大型店の共栄共存は難しい」と周囲が反対する中、新しい小規模小売店のあり方を模索。「常識を打ち破ってこそ新しい価値が生まれる」「『お客様のために』ではなく『お客様の立場に立って』考える」などの信念を貫き、コンビニ発の商品やサービスを次々に打ち出した。

 2005年にはグループの持株会社制への移行を主導。同年9月にセブン&アイHDが発足し、代表取締役会長兼CEOに就任した。

 その後も経営のトップを担ったが、2016年5月の株主総会をもって名誉顧問に就き、経営の第一線からは退いた。

 セブン&アイHDの伊藤順朗会長は「鈴木名誉顧問の半世紀を超える挑戦と革新の取り組みは、当社グループの発展と成長の基礎となっている」とのコメントを寄せた。

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