先日取材した小学生向け食育授業で「食事の基本」の大切さを伝えていた。「基本」を辞書で引くと「いくつかある中で、いちばんもとになる大事なもの」とある。企業では基本方針、基本の味、基本の棚割りなどがあり、法律では「基本的人権」から「食料・農業・農村基本法」など。辞書にあるが、基本とは土台である。
▼食育授業を実施した企業は、国産うずら卵を学校給食に供給する天狗缶詰。以前は地元小学校で実施していたが、現在は全国を対象にしている。背景には、約2年前に小学校給食で起きたうずら卵の誤飲窒息事故がある。
▼伝えているのは、食べるときの基本である「よく噛む」こと。授業対象の1・2年生は乳歯が抜け前歯などがない頃で、特によく噛み、噛み切ることが重要だ。うずら卵だけでなく、トマトやぶどう、白玉だんごなど「まるくてつるん」とした食べ物への注意喚起を行う。痛ましい事故をなくすため、食の大切さを伝えるため、多くの食品企業が食育活動や各種取り組みを積み重ねている。
▼閑話休題。直近の冬季オリンピック、パラリンピックでの日本代表選手の活躍の背景には、基本の積み重ねがあったと思う。


