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2025 / 12 / 01 月曜日
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逆光線(コラム)給食現場はいま
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

給食現場はいま

学校給食に携わる卸、メーカーの会合に出席した。卸の担当者によると、この10年ほどの間にアレルゲン食材を排し中国産原料を避けるのが当たり前になったという。減塩を訴求する商品も目立ち、ひと昔前と比べニーズが様変わりした感を受ける。

▼卸からの要望で目立ったのが、容量に関するものだ。少子化で1クラス当たりの人数が減り少量入りの商品も増えたが、大量に使う給食センターではそのつど袋から出す手間がかかり煩わしい。人員不足の今はなおさらだ。

▼山間部では地元のパンメーカーが廃業したため冷凍パンの需要が高まっている。小中学校向けよりもう少し小さい幼稚園向けの商品が作れないか。現場を知る卸から、様々な声が上がる。

▼登場する頻度が増えた麺のトッピングに使いやすい天ぷら。内容量を減らすことで価格を抑えた個食のデザートやふりかけ。いずれの商品も開発の背景にはコメの高騰がある。少子化と過疎化、健康志向に国産志向、人手不足。社会が直面する課題や潮流が、子どもたちが主役の給食現場にも影響を与えているのを実感する。

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