11.1 C
Tokyo
11 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
飲料系酒類キリンビール福岡工場 クラフトブルワリー4社交え官能評価会 ビールの品質向上目指す

キリンビール福岡工場 クラフトブルワリー4社交え官能評価会 ビールの品質向上目指す

キリンビール福岡工場(渡邊康司工場長)は10月17日、同工場でクラフトブルワリー4社〈杉能舎ビール(福岡市)、FUKUOKA CRAFT BREWING(福岡市)、宮崎ひでじビール(宮崎県延岡市)、MOJIKO BEER(北九州市)からの参加者〉とクラフトビールの品質向上のための官能評価会を開催した。

同評価会はクラフトブルワリー各社のビールの分析をキリンビールで行うとともに、その分析値を元にした科学的な裏付けによる官能評価を通じて各クラフトブルワリーの品質向上につなげることを主目的としている。キリンビールで2022年からスタートしており、福岡工場では2023年、2024年に続いて今回で3回目の開催となった。

参加したブルワリーからは「改善点を発見できて勉強になった」「悩んでいた課題について良いアドバイスをもらえた」「長年自分たちの経験や感覚だけでやってきたが分析できる項目を数値で見える化してもらえることは大変ありがたい」などの意見が飛び交った。

「同評価会は各社ブルワリーさまの課題の発見や解決にご活用いただいており、年ごとにレベルアップしている。品質が高いブルワリーが増えることで、そのブルワリーを起点として人が集まりコミュニティが活性化し地域貢献につながることになる。今後も各地のブルワリーさまと一緒にビールの魅力化や市場の活性化に取り組んでいく」(キリンビール福岡工場)としている。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。