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加工食品ふりかけ三島食品 ロングセラーを瓶入りで インバウンド需要狙う

三島食品 ロングセラーを瓶入りで インバウンド需要狙う

三島食品はインバウンド需要を意識し、ビン入りのふりかけ2品を発売した。

一つがロングセラーの「お茶漬わかめ」。1960年に発売したもので、同社の製品では粉末だしの「うどんスープ」とともに最も長い歴史を持つ。

もう一つが「のり弁の秘密 鰹ふりかけPREMIUM」で、19年に『のり弁の秘密』シリーズのプレミアム版として発売した製品。

同社は主力商品の「ゆかり」を中心に、ふりかけを惣菜や生鮮に使える調味料として、売場での提案に注力している。こうした流れは海外も同様で、肉・魚料理やサラダ、パスタなどに広く使われ、“FURIKAKE”として認知度を高めている。

「のり弁の秘密 鰹ふりかけ」
「のり弁の秘密 鰹ふりかけ」

また、佐伯俊彦マネジャーによると、同社が海外で最も多く販売する米国ではビン入りが主流で、台湾の一部小売業ではビンと詰替え用がセットで売られている。これらの理由から、市場の拡大が期待されるインバウンドをターゲットにビン入りで発売した。空港の土産物売場のほか、ホテルの朝食へ向けた提案にも力を入れる。

年間販売目標は各1000ケース、出荷金額は「お茶漬わかめ」(50g、希望小売価格・税別370円)が1000万円、「鰹ふりかけ」(48g、同500円)が1400万円を目指す。

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