丸美屋食品工業の2026年度市販用売上高は1~5月の累計で前年比4%増となった。ふりかけ、中華料理の素、釜めしの素の基幹3群がいずれも前年を上回る水準で推移。市販用全体として計画を上回る順調な動きを見せた。6月17日に大嶋敏男専務取締役が明らかにした。
ふりかけ群の売上高は3%増。直詰タイプの基幹5品は前年並み。「のりたま」群は前年伸長の反動で2%減だが、主力の大袋、ニューパックは1%増と順調に推移した。瓶入り鮭フレークの代替需要をとらえた「ソフトふりかけ」は8%増、弁当・おにぎり需要をとらえた「混ぜ込みわかめ」が4%増となった。
中華群の売上高は8%増。主力の「麻婆豆腐の素」は10%増。発売55周年を記念した限定品も貢献した。なす価格上昇などが影響した「麻婆茄子の素」は14%減だが、1人前×2回分が寄与した「かけうま!」は前年並み。「春雨」が40%増と好調な動きを見せた。
釜めし群の売上高は2%増。3月から露出機会が増加。高価格帯の限定品は8%減だが、主力の「とり釜めしの素」「五目釜めしの素」はいずれも2%増となった。
米飯群は1%増。セット米飯、雑炊、「スープdeごはん」は厳しいが、「カップdeごはん」が寄与した。キャラクター群は1%減だが、2月発売の「たまごっち」が販売の下支えに貢献した。
大嶋専務は「冷え込んだ消費マインドが回復するには時間がかかる。厳しい環境にある」とする一方、同社の商品ラインアップについて「コスパを考えると、消費者のニーズに合う商品、消費者に重用される商品が多い。そのあたりを積極的に消費者へアピールしていきたい」と語った。

