名古屋ラシックで「新潟酒フェス」初開催 20蔵・100銘柄超が出品

名古屋三越は6月6~8日の3日間、「ラシック」の開業20周年記念特別企画として「新潟酒フェス@LACHIC」を開催した。「もっと新潟のお酒を好きに」をテーマに、県下の20蔵・100銘柄以上の日本酒が集結。多くの日本酒ファンが駆け付け、蔵元との交流を楽しんだ。

今回の催しは「新潟のお酒を名古屋で広めたい。百貨店も良いが、もっと若い人にアピールしたい」との考えから、若年層を中心顧客とするラシックでの開催を決めた。

イベントは90分の時間制で、入場チケット(税込2200円)を購入すれば時間内飲み放題というシステム。3日間で全10回。各回200人限定で実施した。出展酒蔵は、中川酒造、弥彦酒造、峰乃白梅酒造、越後鶴亀、笹祝酒造、高野酒造、今代司酒造、DHC酒造など20蔵。

「新潟には酒蔵が89蔵あるが、小さな蔵はなかなか県外での営業活動ができていない状況。今回は、こだわりの美味しいお酒を造っているものの、そのほとんどが県内で消費されているという蔵を中心に集めた」(新潟酒販・熊倉章参与)という。全国燗酒コンテストで3年連続「最高金賞」を受賞した銘柄や、ラシックの20周年企画に合わせて20年物の古酒も出品された。

酒フェスと連動として、名古屋栄三越地下1階の「食彩広場」では「新潟うまいものウイーク」を開催。こちらも好評を博した。

「新潟のお酒が名古屋のお客様に知っていただけるよう、今後も継続的に企画していきたい」(名古屋三越営業統括部・長﨑行信ラシックフード・レストランマネージャー)。