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キユーピーが育児食撤退へ 競争激化・コスト増で採算の見通し立たず 65年の歴史に幕

キユーピーは、育児食(ベビーフード・幼児食)の生産を26年8月末で終了すると発表した。1960年の発売以来、65年間にわたり手がけてきた育児食事業から撤退する。今後1年をかけて順次終了し、顧客や取引先への影響を最小限に抑える。

対象となるのは「瓶詰」「にこにこボックス」「ハッピーレシピ」など計72品目。少子化の中でも育児食の利用頻度は高まっており、今後も市場全体は微増で推移すると予想されるが、ここ数年は競争の激化に加え、原材料やエネルギーなどのコスト上昇が大きく影響。「品質に妥協しない」という企業としての基本姿勢のもと、採算の見通しが立たないと判断したことから撤退を決めた。

主力の生産拠点は佐賀県の鳥栖工場。育児食事業から撤退後も、他品目への転換を図ることで従業員の雇用を維持する方針。

同社では、「育児食の生産・販売は終了するが、これまで培ってきた品質への姿勢を継承し、今後も子どもの食と健康に貢献していく」としている。

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