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スリランカ大使館 ターンブガラ首席公使に聞く 「ライオンロゴ」紅茶の高品質を保証 ノンカフェイン 若年層の健康志向に期待

世界的に紅茶の代名詞になっているスリランカ紅茶は、スリランカにとって重要な産業の一つとなっている。駐日スリランカ大使館のセサット・ターンブガラ臨時代理大使(首席公使)は、在バングラディシュのスリランカ大使館、スリランカ外務省勤務を経て3年前に在日スリランカ大使館に赴任し、2024年12月1日から臨時代理大使を務めている。

2024年の世界へのスリランカ紅茶の輸出額は150億米ドル、紅茶生産に従事する労働者は全人口の約1割に達し、紅茶はスリランカを代表する基幹産業のひとつと言える。日本への輸出額は140億円に達し、日本人が飲む紅茶の約半分(42%)をスリランカ産が占めている。

スリランカ紅茶は標高、降水量、湿度、モンスーンの違いによって7つの産地(ウバ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、キャンディ、ルフナ、ウダプッセッラワ、サバラガムワ)に分かれ、それぞれの味や香りは産地の土壌によって影響を受ける。「日本人は主にディンブラとキャンディを好み、ウバもミルクティーとして飲まれ、主要な飲料メーカーは、紅茶飲料にヌアラエリヤの茶葉を使っている」。

紅茶産業はスリランカ紅茶局(Sri Lanka Tea Board)が管理しており、スリランカで生産、製造、包装された高品質で一定基準を満たした100%純正のセイロンティーであることを証明するトレードマーク「ライオンロゴ」を発行。収穫後2、3週間以内に出荷、「一芯二葉」による手作業収穫などが基準となっている。生産はブラックティーがメインだが、最近は緑茶も生産。「昨今、日本でのスリランカの緑茶需要の高まりを受けて、ウバ、キャンディ、ヌワラエリヤでは、これまで紅茶を栽培していた茶園が日本企業と共同で緑茶栽培に取組む動きもある」。また、新芽を夜明けに手摘みされる「ホワイトティー」は、最も自然に近い状態で栽培され、健康的で、繊細な風味と優れた品質で知られており、最も高い値段で取引されているプレミアム紅茶。日本にも少し出回っている。

FOODEX2025に出展したスリランカブース
FOODEX2025に出展したスリランカブース

「日本にはコーヒーほどの紅茶文化は根付いていないが、若い人は健康志向が根強く、カフェインを含まず、抗酸化作用がある紅茶はたくさんの健康効果が期待できる。臨床試験により、お茶を飲むと免疫力が上がることも証明されている。こうした消費者の動きを反映し、スリランカではレモンや生姜、ハーブ、蜂蜜などをミックスした様々な種類の紅茶を売り出し、生産者も消費者に合うような製品開発に努力を重ねている」。

環境対策では、熱帯雨林の保全や紅茶農園を保護も積極的に行っており、日本の飲料メーカーもこの取組みに積極的に参加している。また、国内では臭化メチルを含んだ殺虫剤や化学肥料を使わず、伝統的な栽培方法で作られる「オゾンフレンドリー認証」を取得している銘柄には独自の認定マークを発行している。

なお、今年2月には日本のティーインストラクター12名が研修旅行でスリランカを訪れ、紅茶産業を管理するスリランカ紅茶局や紅茶研究所を訪問した。

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