9.6 C
Tokyo
12.8 C
Osaka
2026 / 03 / 03 火曜日
ログイン
English
飲料系酒類ビールなど値上げ 駆け込み需要で3月は軒並み販売増 実需は堅調維持か
KNOWLEDGE WORK 20260303

ビールなど値上げ 駆け込み需要で3月は軒並み販売増 実需は堅調維持か

酒類大手4社では、ビール類やRTDなどを4月1日から一斉に価格改定した。値上げ前の駆け込み需要が発生したことで、3月のビール類トータル販売数量は各社の推計で前年同月比136%となった見込み。

10日に各社が発表した3月実績は別表の通り。仮需により主要ブランドはいずれも3~4割の伸長となった。酒税率低減も追い風に好調な狭義ビールはもとより、市場の縮小基調が続く発泡酒も前年同月の増税の反動で伸びた昨年10月以来のプラス。狭義ビールではおおむね30ポイント前後、発泡酒では50ポイント前後の押し上げ効果があったとみられる。

また缶チューハイをはじめとしたRTDはメーカー間のばらつきが大きいものの、やはり軒並み大きく伸びた。

4月に入って店頭価格の引き上げが進むなか、家庭内在庫の増加や買い控えの広がりから販売は減少に転じている。

7日までのPOSデータをみると、ビール類の販売数量は前年同月比77.9%(㈱マーチャンダイジング・オン RDS市場データ スーパー全国)。今のところ想定内の縮小幅に収まっており、実需はひとまず堅調とみられる。

今年は各社とも値上げによる一定の市場縮小を織り込む一方、新商品の投入や販促強化で需要底上げに躍起だ。発泡酒も含めビール類の酒税率が統一される26年10月の酒税改正が近づくなか、最後のデッドヒートに向けた助走期間に入った。

3月の販売実績(前年同月比%)
3月の販売実績(前年同月比%)

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。