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飲料系飲料配置薬業をルーツに自販機事業を展開して50年 ダイドードリンコが次の50年に向けて最大注力する飲料とは?
KNOWLEDGE WORK 20260303

配置薬業をルーツに自販機事業を展開して50年 ダイドードリンコが次の50年に向けて最大注力する飲料とは?

 配置薬業をルーツにもつ大同薬品工業(現グループ会社)の新規事業としてスタートしたダイドードリンコの自販機事業。
 今年1月27日、創業50周年の節目を迎え、次の50年の成長に向けて、機能性表示食品と栄養機能食品を中心とする健康サポート飲料に最注力する。

 3月17日、都内でメディア懇話会に臨んだ中島孝徳社長は「次の50年に向けて、今をチャレンジの時と捉えて、社名の由来にもあるようにダイナミックにDo(ドゥ)していきたい」と意欲をのぞかせる。

 チャレンジ領域に挙げるのが、健康サポート飲料によるスーパー・量販店などの手売りチャネルの開拓。

 同社は自販機での売上げが全体の約9割を占め、自販機台数は業界シェア3位の約27万台。自販機を飲料の販売に留まらず、店舗機能や社会課題を解決する機能を持たせたものへと磨きをかけつつ、新たな領域に挑む。

 健康サポート飲料の既存商品の1つに栄養機能食品の炭酸水「和ノチカラ」シリーズがある。今回、同シリーズを刷新するほか新商品を投入して、これまでの堅調な動きに弾みをつける。

中島孝徳社長
中島孝徳社長

 「ウェルビーイングや健康寿命延伸ニーズが既に顕在化している。今後、我々が飲料メーカーとして成長していく上で、この健康サポート飲料の分野は、最大注力していくポテンシャルのある有望なセグメント・カテゴリであると考えている」との見方を示す。

 健康サポート飲料では女性層をコアターゲットと定める。

 「足元の当社の特徴としては、自販機の販売構成比が極めて高く、それに伴いお客様の属性も30‐50代の男性がボリュームゾーンとなっている。将来に向けては、自販機の利用者においても女性や若い方を獲得していきたい」と語る。

 当面は、量販店をメインに女性層へアプローチしていく。複数の商品で健康サポート飲料の売場をつくり量販店の顧客獲得に貢献していく考えだ。

 新商品は、ロート製薬との共同企画で開発され3月17日に発売開始された機能性表示食品「ダイドー×ロート ベリーウォーター」。
 眼の疲労感を軽減する動きのある機能性関与成分モノグルコシルルチンを配合し、リフレッシュしながら手軽にアイケアできるベリー風味のフレーバーウォーターに仕立てられている。

 「和ノチカラ」シリーズでは「有機レモン使用炭酸水」と「旬搾りゆず炭酸水」のパッケージを刷新。不足しがちな栄養素を補給できることを、より分かりやすくして3月3日から発売している。

 機能性表示食品の無糖紅茶飲料「肌美精企画監修 ダージリン無糖紅茶」は、従来よりも香り高くすっきりとした飲み口に刷新して3月10日に発売開始した。

 現在、需要喚起策として、健康サポート飲料を3本購入すると、リカちゃん人形とオリジナルステッカーのセットが抽選200人に当たるキャンペーンを実施している。

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