ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市、冨田博之社長)は5月1日出荷分から価格改定を実施する。
対象となるのは家庭用、業務用の双方で黒ごま、金ごまを使用する製品と一部きなこ製品。様々な製造コストの高騰を背景に、同社でもここ数年の間に何度か価格改定を行ってきたが、今回は原料ごまの相場変動を踏まえ、黒ごまは値上げするが、金ごまは値下げとなる。
対象製品と改定幅は、家庭用ごま製品は黒ごま製品が約5~10%程度の値上げ、金ごま製品については3%程度の値下げとなる。その他家庭用製品(味付ごまやごま塩等ブレンド品)でも、黒ごまは約5~7%程度の値上げ、金ごまは2%程度の値下げとなる。一部きなこ製品も価格を見直す。
一方、業務用では、黒ごま製品は約7~15%の値上げ、金ごま製品は約8~11%の値下げ、その他製品については、黒・金それぞれの改定幅に対し、使用ごまの配合比率に準ずる。
同社によると、白ごまに関しては、アフリカ産は若干の価格の軟化が見られるものの、品質の良い中南米産で高止まり状態となっている。黒ごまについては、主要産地であるミャンマー産の価格が上昇。金ごまでは高品質なトルコ産が値上がりしている一方で、エジプト産の価格は下落しているという。
きな粉製品については、原料以外のコストアップ分を反映するため、一部製品価格の見直しを行うとのことだ。
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