製粉協会は7日、都内で賀詞交歓会を開催し、会員企業らが出席した。冒頭、塚越英行会長(昭和産業社長)があいさつ。
塚越氏は「我が国の経済は回復基調にある一方、世界情勢は依然として先行きの不透明感が続いている。昨年は四半世紀ぶりに食料・農業・農村基本法が改正され、食料安全保障の確保が基本理念として位置づけられた」と振り返った。
協会活動の方向性については「国内外の情勢を見極めながら、適時適切に対応することが必要。基本法は国産小麦の生産拡大についても盛り込まれている。需要拡大はもちろん、高品質な小麦粉の供給を実現するために生産者サイドとの連携をさらに密にする必要がある。輸入小麦についてもこれまで以上に穀物の需要や相場、物流を考慮しながら、安定的な制度運用のもとで関係各国との連携を密にしたい。課題は多いが、高品質な小麦粉を安定供給することがわれわれの使命。一致協力して全うしたい」と抱負を述べた。