12.8 C
Tokyo
14.1 C
Osaka
2025 / 12 / 01 月曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料5分で抽出のコールドブリュー機能搭載 最上級モデルの全自動コーヒーマシン発売 デロンギ・ジャパン
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

5分で抽出のコールドブリュー機能搭載 最上級モデルの全自動コーヒーマシン発売 デロンギ・ジャパン

 デロンギ・ジャパンは、業務用を含め同社初となるコールドブリュー機能を搭載した家庭用の全自動コーヒーマシン「デロンギ エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル 全自動コーヒーマシン」(以下、エレッタ エクスプロア)を9月3日に新発売する。

 甲斐ラース社長は「全自動コーヒーマシンのナンバーワンメーカーとして、常に一番新しくベストなものを開発することが大事だと考え、新機能としてコールドブリュー機能を導入した」と語る。

 導入の背景は、コールドブリューコーヒーが市民権を得つつあることにある。

 大手コーヒーチェーンのカフェメニューやペットボトル飲料でコールドブリューコーヒーが増えており、幅広い世代に定着していると同社は推測する。

 日本では、エスプレッソコーヒーと比べてさっぱりとした味わいのドリップコーヒーが浸透している点にも着目した。

デロンギ・ジャパンの甲斐社長
デロンギ・ジャパンの甲斐社長

 山田香菜子マーケティング部プロダクトマーケティングプロダクトマネジャーは「エスプレッソよりも苦味や酸味を抑えた軽めのコーヒーが求められる傾向を捉え、今回、マシンに追加した」と説明する。

 コールドブリュー機能では新技術「コールド エクストラクション テクノロジー」を使用している。エスプレッソのように圧力をかけて一気に抽出するのではなく、ポンプを使って少量の冷水を断続的にコーヒー粉に注ぐことで、徐々にコーヒーを抽出する。

 これにより、苦味や酸味の少ない、爽やかな味わいのコールドブリューコーヒーが5分で完成する。

 コールドブリュー機能のほか、エスプレッソの味わいをこだわるユーザーに向けて、同製品では新たに「ビーン アダプト テクノロジー」を搭載。

 同社の専用アプリ「De’Longhi Coffee Link アプリ」でスマートフォンとマシンをペアリングさせて設定すると、豆の特性に合わせた方法でエスプレッソが抽出される。

デロンギ・ジャパンの山田氏
デロンギ・ジャパンの山田氏

 「これまでも豆量などはマシンで設定できたが、新たに豆の種類や焙煎度といった特性に合わせた最適な抽出が可能となっている。アプリにご自身の好みをフィードバックすることで、パーソナライズされた味わいのエスプレッソを楽しめる」と胸を張る。

 デロンギ独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ」も搭載しており、カフェラテなどの本格的なミルクメニューも作ることができる。コーヒーメニュー・ミルクメニュー合わせて30種類を取り揃え、持ち運び用のタンブラーサイズに対応したTo Go(テイクアウト)メニューも用意する。

 発売に向けて、8月19日から新TVCMを放映。今後は消費者を対象にした試飲・体験イベントも計画する。

 「エレッタ エクスプロア」の市場想定価格は34万8000円(編集部調べ)。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点