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製粉パンパン入りスープではなく“パンが主役のスープ”という新発想 「じっくりコトコトこんがりパン」史上最高のパン量「超盛」が登場
KNOWLEDGE WORK 20260303

パン入りスープではなく“パンが主役のスープ”という新発想 「じっくりコトコトこんがりパン」史上最高のパン量「超盛」が登場

 ポッカサッポロフード&ビバレッジは、「じっくりコトコトこんがりパン」から、パン入りスープではなく“パンが主役のスープ”という新発想でブランド史上最高のパン量を入れた新商品「じっくりコトコトこんがりパン 超盛」(以下、超盛)を開発し8月19日に発売開始した。

 消費者のコスパ・タイパ意識の高まりが開発の背景。

 同社がカップ入りスープを3か月に1回以上食べるユーザーを対象に調査したところ、2020年から24年までの5年間で、カップ入りスープに食べ応えを求める人が増えていたことが判明。1品で満足でき、食事が完結するスープのニーズが高まっている傾向がみられた。

 「超盛」はパン量が通常品の2倍入っている。

 8月1日、商品説明会に登壇した小笠原千春マーケティング本部ブランドマネジメント部スープ事業部担当部長は「濃厚なスープとブランド史上最高量のパンで、これ1品で満足感が得られる」と胸を張る。

「じっくりコトコトこんがりパン 超盛」のラインアップは「濃厚コーンポタージュ」(左)と「濃厚クラムポタージュ」の2品
「じっくりコトコトこんがりパン 超盛」のラインアップは「濃厚コーンポタージュ」(左)と「濃厚クラムポタージュ」の2品

 パンをスープの引き立て役と位置付ける通常品との棲み分けを図る。

 「通常品は、おやつ代わりやホッとしたい時に濃厚なスープでくつろげる点が価値であるのに対し、『超盛』は食べ応えのあるパンが価値」とみている。

 発売前調査(n=210)では狙い通りの結果となった。

 「“一緒に食べたいもの”についての設問では、通常品の場合、おにぎりや総菜パンの回答が多かったが、『超盛』では、サラダ類、もしくは、スープ単品で食べたいという回答が多く主食代替の可能性が十分ある」との見方を示す。

 主食代替において、濃厚な味わいと低カロリーを両立した点も特徴に挙げる。

 「超盛」のラインアップは「濃厚コーンポタージュ」と「濃厚クラムポタージュ」の2品。一般的に、カップ入りのごはんや、パスタが入った洋風のカップスープなどは160kcalを超えることが多いのに対し、2品とも約140kcalに抑えられている。

「濃厚な味わいを楽しみながらお腹を満たせて、このカロリーというのは他にはなかなか無い商品だと考えている。カロリーを気にしている方にも手に取っていただきたい」と力を込める。

強力粉を使用した専用のパン
強力粉を使用した専用のパン

 パンとスープの味わいにもこだわった。

 同社の研究開発本部商品開発研究所スープ商品開発担当の堀越真緒氏は「強力粉を使用した専用のパンはスープがしみ込みやすい。二度焼きすることでより香ばしく、スープのコクをあげる味になっている。『超盛』ではスープの配合を少し調整し、増量したパンと濃厚なスープのバランスをとっている」と説明する。

 消費者からのパンにこだわりたいとの声を受け、「超盛」ではパッケージ裏面で“あとパン”を提案。これは、お湯を入れる前にパンを取り出し、後からパンを入れることで、サクサク食感がより楽しめる提案となる。

 最需要期の秋冬に向けてはTVCMを放映し、8月と11月にはSNSキャンペーンを予定する。TVCMではぶら下がりで「じっくりコトコト」の箱入りスープと通常の「こんがりパン」も訴求する。

左からポッカサッポロフード&ビバレッジの堀越氏、小笠原氏
左からポッカサッポロフード&ビバレッジの堀越氏、小笠原氏

 小笠原氏は「TVCMによって、ブランドを思い出して手に取っていただくことや、食べ比べでの買い回り効果も期待できる。ブランド全体を盛り上げていく」と意欲をのぞかせる。

 なお、新商品の発売に伴いCVS限定で販売している「超濃厚コーンポタージュ」は終売となり「じっくりコトコトこんがりパン」シリーズは全9種類となる。

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