「美容のため食生活を意識」 6割が野菜を多く摂取 サラダ白書2024

生活者が美容のために食生活で意識していることの上位は「野菜を多くとること」と「栄養バランス」――。サラダクラブが8月21日に発表した「サラダ白書2024」の調査結果から、美容のために野菜を摂取する人が多い実態が分かった。

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「サラダ白書」はサラダの食文化を把握するために実施している年次調査。2010年から調査を開始している。全国の20~69歳の男女約2000人にウェブアンケート形式で野菜やサラダ、食生活などに関する意識を回答してもらった。

今回のメーンテーマは「美容と食生活に関する意識について」。美容のために食生活を意識している人は男女ともに「睡眠」が44.1%でトップ。男性では「運動」(34.4%)が上位に入り、女性では「食生活」(45.3%)や「スキンケア」(37.0%)への意識の高さがうかがえた。「食生活」を意識している人は性年代別に見ると女性60代で過半数と、特に高い傾向が認められた。

美容のために食生活で意識していることは「野菜を多くとること」が62.1%、「栄養バランス」が59.7%と上位に。「野菜を多くとること」と「栄養バランス」と回答した人を性年代別に見ると50代、60代の女性が高く、ほかに「野菜から食べる」と答えた人は、男女ともに20代、30代を中心とした若年層で高かった。

美容のために食べている野菜について聞いたところ1位が「キャベツ」(34.7%)。2位が「トマト・ミニトマト」(34.5%)、3位が「ブロッコリー」(30.1%)と続いた。サラダクラブでは「美容の効果を連想しやすい野菜が上位に入っているのではないか」と分析している。

野菜不足解消に利用したい商品について聞いたところ「パッケージサラダ」が52.1%と最も多く、「出来合いのサラダ」(42.9%)、「野菜ジュース」(36.2%)が続いた(1~3位計)。「パッケージサラダ」は3年連続1位となった。
また、パッケージサラダの利用意向は55.7%となっており、同じ設問を開始した13年以降、最も高い結果だった。

パッケージサラダを1年以内に利用した人に「千切りキャベツ」を購入した際の使用タイミングを聞いたところ、「買い置きする」が46.6%となり、「買った日のうちに使う」44.8%を上回った。「買い置きする」と答えた人は男性20代、30代、50代と女性20代、二世帯がほかの世代に比べて高い結果だった。