13.9 C
Tokyo
15.9 C
Osaka
2026 / 02 / 14 土曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)人手不足 苦境強まる小売業

人手不足 苦境強まる小売業

「時給は限りなく2千円に近づくだろう」。関西に本社を置く外食チェーンの社長は「大きな懸念材料になる」と、来年の万博で人件費の高騰が進むのを危惧する。賃金を上げなければ人が集まらないのは小売業も同じ。対策として飲食店ではスマホやタブレットによる注文、スーパーではセルフレジの導入といった効率化を進めている。

▼ある小売業の決算会見で、人件費が減少していたので聞いてみた。「省人化が浸透した効果ですか?」。幹部は「『そうです』と言いたいところだけど…」と前置きした上で、「本当に人がいないんです」と途方に暮れる。単純に人が減った結果に過ぎなかった。

▼スーパーでは、正月3が日の営業を休む店が徐々に増えてきた。生協の宅配事業でも、お盆前後の1週間を休業とする動きが広がってきている。当然、その間の売上高や供給高は減少するが、それ以上に従業員が働きやすい環境づくりを優先させなければならない。優先事項はもう一つある。小売業の幹部は続ける。「新たに採用するよりも、今働いている人が辞めないようにすることの方が重要なのです」と。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。