15.1 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
流通・飲食西山商事 ギフトや防災食など提案 インバウンド向け商品も強化
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

西山商事 ギフトや防災食など提案 インバウンド向け商品も強化

西山商事(名古屋市、西山徹社長)は5月15日、名古屋国際会議場で「2024年 夏季謝恩食品・乾物展示商談会」を開催した。

103回目となる今回は、187社(一般110社、チルド21社、業務用18社、ギフト38社)が出展し、取引先各方面から169社・約290人が来場。同社オリジナル企画では、「ギフト・中元」をはじめ「防災関連」「低糖質・低カロリー」「インバウンド」などを取り揃えた。

開会式で西山社長は、同社が今年創業100年目を迎えることについて触れ、「この100年の長きにわたって、変化に対応してきたことが、今日商売ができているポイントと思っている。この変化に対応できた一番の要素は、やはり取引先の皆さま方のご協力、またOBや今いる社員たちの頑張りのおかげ。皆さまの今までの御恩にこれからも応えられるようにしていきたい」と謝意を述べた。

西山徹社長
西山徹社長

続けて「物価が上がって消費者は生活防衛を強め、お金を使うところと節約するものに選別している。お金を使ってもらえる価値あるものとして、皆さま方の商品を今日の展示会でお客様に直接伝えていきたい」とした。

同社オリジナル企画では、一番問い合わせが多いという「防災関連」コーナー。今回は、近年増えている「5年保存可能」商品をはじめLL化が進んだアイテムを集めた。

「インバウンド」関連は、これまで景品ルートやECがメーンだったが、一般得意先からも問い合わせが増えてきたことを受け、チャネル別ニーズに合わせた品揃えを実施。

「ギフト・中元」は、虚礼廃止や企業ニーズの衰退など需要の変化に対応し、こだわり商品など自家需要の取り込み強化を図った。

業務用でも「低糖質」「低カロリー」をテーマに商品提案を図ったほか、「ネット販売売れ筋」にスポットを当て、ECサイト向け業務用商品を集めた。

乾物は、椎茸、海苔ともに相場高騰で厳しい状況。その中で、より値打ち品の取り揃えに努めるとともに、自社加工できる強みを生かしたオリジナル商品提案などで価格改定につなげたいとした。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点