11.8 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 11 / 05 水曜日
English
菓子デザートふじや食品 2層の胡麻どうふ開発 学生アイデアで昭和レトロ感前面に スーパーでは29日の昭和の日に昭和レトロ企画も
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

ふじや食品 2層の胡麻どうふ開発 学生アイデアで昭和レトロ感前面に スーパーでは29日の昭和の日に昭和レトロ企画も

スイーツ系胡麻どうふを幅広く展開するふじや食品は、2層の胡麻どうふ「昭和レトロ あの頃のクリームソーダ味胡麻どうふ」など2品を今春から発売している。学生と共同開発した「昭和レトロ」を前面に出した商品。現在は一部のスーパーが4月29日の昭和の日に「昭和レトロ」コーナーを企画するなど、食品界の関心も高まっている。

昭和レトロシリーズは同社の新シリーズ。地元の福井県立大学の学生のアイデアを元に共同開発し、「昭和レトロ あの頃のクリームソーダ味胡麻どうふ」と「昭和レトロ あの頃のコーヒーフロート味胡麻どうふ」の2品を商品化した。

昭和時代に代表される商品などの数々は、その見栄えなどが学生などの若年層から「昭和レトロ」として人気で、同学の学生も昭和レトロの見栄えにこだわり、パッケージデザインも、学生の素案をほぼ採用している。

「昭和レトロ あの頃のコーヒーフロート味胡麻どうふ」/コーヒーフロート味の盛付画像
「昭和レトロ あの頃のコーヒーフロート味胡麻どうふ」/コーヒーフロート味の盛付画像

商品化のポイントは、クリームソーダなどの2層からなる味と見栄えを胡麻どうふで実現すること。同社の担当者は「2層にすることは非常に苦労したが、なんとか学生の思いを形にしたかった」とし、生産ラインの改修も実施し、今春の発売を実現した。

また、クリームソーダ・コーヒーフロートとしての見栄えを意識し、容器を丸型とした。一般的に胡麻どうふ市場にある商品は角型だが、胡麻どうふ流通市場では珍しい丸型商品であり、同社も「今後は胡麻どうふに限らず、他の商品にも丸型容器を検討し、開発の幅を広げていく」としている。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点