13.9 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 12 / 08 月曜日
ログイン
English
加工食品冷凍食品人気企画「チン!するレストラン」 初上陸の名古屋でスタート 日本アクセス

人気企画「チン!するレストラン」 初上陸の名古屋でスタート 日本アクセス

冷凍食品とアイスクリームの90分食べ放題で多くのキャンセル待ちが出た人気企画「チン!するレストラン」が名古屋に初上陸。過去最大級の規模で4月13日にスタートした。

日本アクセスが主催する「チン!するレストラン」は、コロナ禍を機に需要が拡大・定着してきている冷凍食品のさらなる普及を狙った期間限定の食べ放題企画。22年10月の東京・秋葉原では2千組以上が駆け付け、キャンセル待ちは8千組に上った。23年6月には大阪・梅田で6千300組を集め、同12月には大阪ミナミのTSUTAYA EBISUBASHI地下1階で冷凍食品約200種と電子レンジを並べる「レンチン食堂」を出店し話題を呼んだ。

今回の「チン!するレストランinNAGOYA」は、中村区のグローバルゲート2階を会場に完全予約制で4月28日まで開催する。今期の新商品や近くの店舗で見かけなかった商品など300種以上を並べた。座席は108席で、これまで電子レンジに長い列を作る問題に対し、電子レンジ30台を用意することで対応した。

会場では地元メーカーも出品。三重県の井村屋が、年間3億本を売り上げる「あずきバー」、製法特許を取得した「やわもちアイス」シリーズなどをはじめ、24年3月に発売した「井村屋謹製たい焼き」、リニューアルした「冷凍和菓子」シリーズも展開。名古屋市に本社を置くわさび加工品メーカーの金印では、薬味のフレッシュな風味を閉じ込めた「国産冷凍薬味」シリーズ、ネット通販や一部の店舗でしか手に入らない「わさびアイスクリーム」などを用意した。

新企画の名古屋めしコーナー(「チン!するレストラン」)
新企画の名古屋めしコーナー(「チン!するレストラン」)

新企画の「名古屋めし」コーナーでは、みそかつ、あんかけスパゲティ、台湾まぜそばなど。レンジアップ以外の商品を提供するライブキッチンスペースもあり、各メーカーが日替わりで商品を調理し提供する。このほか時間を持て余した子どもたちに楽しんでもらうためのカプセルトイもあり、冷凍食品メーカーの非売品販促グッズが1回100円で回すことができる。

日本アクセスでは、今後の予定は決まっていないものの、多くの来場者が見込まれるイベントに手応えを感じており、担当者は「いろんな所でやっていきたい」と意気込んでいる。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。