東西の交流復活 全国ぬかづけのもと工業会が総会 日本いりぬか工業会からも出席

西日本に本社を構える企業を中心に組織する全国ぬかづけのもと工業会は3月22日、第58回通常総会を大阪市の向井珍味堂本社で開催。会員の代表者などが参加した。

また、コロナ禍で途絶えていた東日本の企業を中心とする日本いりぬか工業会との交流の復活に向け、同会前会長の甲斐義人三色香料社長も駆け付けた。

ぬかづけのもと工業会は会長の2年輪番制を採用しており、23~24年度の会長を務める山西健司丸島醤油社長があいさつと議事進行を行った。山西会長は冒頭、「いりぬか工業会との交流を少しずつ復活させていきたい」と方向性を話した。続いて来賓あいさつで甲斐氏は「SNSでぬかづけキャンペーンを展開し、全国展開も必要となってきた。来年をメドに共同事業を実施したい」と話した。

石川県の会員で令和6年能登半島地震で被災した長﨑産業の長崎成任衛社長に山西会長から見舞金が手渡された。

総会では24年度事業計画や予算案などが審議されたほか、いりぬか工業会との交流委員として長崎氏と厚生産業の里村大像会長が選任された。

そのほか、10年度の総会で可決された会長の輪番制も24年度で一回りするが来年以降も輪番制継続で一致した。総会終了後は懇親会を開催した。