我慢せずたっぷり食べられる!紀文食品 「糖質0g麺」大型リニューアル

紀文食品は「糖質0g麺シリーズ」を発売11年目となる今年から初の大型リニューアルし、3月18日から全国発売する。

「糖質0g麺」は、2010年のおからを主原料にした「サラダdeヌードル」が前身で、その後、改良およびアイテムを増やし、発売11年目の今年からコシのあるしなやかな食感に改良し、従来は水きりにザルが必要だったが、ザルを使わずに水きりができるパッケージに変えた。

「糖質0g麺」の商品ラインアップは、アレンジ自由自在の袋タイプ(平麺、丸麺、そば風麺)と味付け不要のカップタイプ(ごまだれぶっかけうどん風、ソース焼きそば風、ビビン麺風)の全6種類。いずれもおからパウダーとこんにゃく粉でできたヘルシー麺で、茹でずに水をきるだけでそのまま食べられる。パスタやうどんはもちろん、豊富なアレンジレシピで飽きずに続けられる。平麺は白く平打ち麺のような見た目で、うどんやパスタ向けに、丸麺は黄色い丸い形状でラーメンやパスタ向けに、そばのような見た目のそば風麺は、そば粉不使用なのでアレルギーの人にも勧められる。

「糖質オフではなくゼロなので他の食材と組み合わせても一食当たりの糖質量が抑えられ、レタス約3個分の食物繊維が入っており、茹でずに水きりだけで食べられ簡単。そのままでも電子レンジで温めたり、炒めても食べられる」と営業企画部クッキングコミュニケーター奥津真実氏は特徴を説明する。同社は発売に先立ち2月28日、都内ホテルで北里大学北里研究所病院副院長(糖尿病センター長)の山田悟先生と、お笑い芸人のぼる塾の3人をゲストに迎え「『糖質0g麺』リニューアルイベント ロカボを叶えながら“我慢せず”たっぷり食べる大胆メニュー」を行った。

ぼる塾の3人と、堤裕社長(右から2人目・紀文食品)、山田悟副院長(同4人目・北里大学北里研究所病院) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
ぼる塾の3人と、堤裕社長(右から2人目・紀文食品)、山田悟副院長(同4人目・北里大学北里研究所病院)

ロカボ講義に納得の「ぼる塾」

この中で堤裕紀文食品社長は「当社は食を通じておいしさと楽しさを提供し、明るく健康な生活をおくることをビジョンに掲げている。『糖質0g麺』は糖質オフを、主力カテゴリーの練り製品は魚肉たんぱくを提供し、健やかな食生活をサポート。リニューアルする『糖質0g麺』により、おいしさや利便性、楽しさなど満足度の高いメニューを提案する」と語った。

「糖質0g麺」の説明を受け山田先生がぼる塾の3人(きりやさん、あんりさん、田辺さん)に血糖値が下がる食べ方「ロカボ」のルールを説明。「低糖質食は最も体重減量に有効」「脂質を摂るほど中性脂肪値は下がりやすくなる」「日本人は食物繊維の摂取量が足りない」「たんぱく質、脂質、食物繊維を先に食べると血糖値が上がらない」「ご飯を最後に食べると血糖値は急上昇しない」など説明した。

発表会後に事業企画室の井福麻子氏は「日本人は麺類が大好きだが、糖質制限しなければならない人には『糖質0g麺』が喜ばれると思い、2013年に前身の『サラダdeヌードル』をズバリ『糖質0g麺』に改良し、インパクトある商品名にしたところ圧倒的な支持をいただいた」と経過を報告。その後、麺の種類を増やした。「リニューアル品は流通の商談では高い評価をいただいている」とし、メニュー提案や流通とのタイアップなどの販促も検討しながら、糖質制限に関心のある40~50代を中心に、ロカボ訴求を通じて若年層にも広げる方針。