9.9 C
Tokyo
8.8 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
流通・飲食外食万博は外食が市場けん引を 日本外食品流通協会近畿支部が賀詞交歓会

万博は外食が市場けん引を 日本外食品流通協会近畿支部が賀詞交歓会

日本外食品流通協会近畿支部は1月16日、「新年賀詞交歓会」を大阪市のホテルニューオータニ大阪で開催し、会員、賛助会員など約210人が参集した。開催に先立ち、能登半島地震および羽田空港衝突事故の犠牲者を悼み、黙とうを捧げた。

また、主催者を代表して泉周作支部長(泉平社長)は、「様々な災害に対し、われわれ事業者はBCP(事業継続計画)の重要性をあらためて認識した。関西外食市場はインバウンド効果があるものの、原料高騰や人手不足、物流問題など課題は山積している。ただ、関西は25年に万博があり、外食が食品産業をリードすることができる良いチャンスだ」と各位に訴えた。

続いて同協会の小田英三会長から賛助会員に対し「商品の識別コードと賞味期限を入れた2次元バーコード(QRコード)を商品に表記いただきたい」とし、これにより「商品の検品・入出庫の生産性向上」「トラックの物流センターでの滞留時間短縮」などの効果を挙げ、「サプライチェーン全体でシームレスに利用可能となる」と訴えた。

乾杯はニッスイの三谷拓己執行役員関西支社長が英国元首相の言葉「最悪の事態に備え、最良の事態を期待する」を紹介し、「課題は山積だが会員、賛助会員力を合わせて乗り切っていこう」と杯を掲げた。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。