ファミリーマートは、農林水産省とJミルクが取り組む「牛乳でスマイルプロジェクト」に賛同し、12月26日から年末年始の牛乳消費拡大に向けたクーポン企画を実施する。
これに先立ち、12月19日に八千代緑が丘西店(千葉県八千代市)にて酪農を学ぶ「ファミマこども食堂」を開催。加茂牧場(千葉県八千代市米本)を運営する酪農家の長﨑清子さんも参加し「少しでも酪農のことを考えてくれるきっかけ作りになればいい」と語る。
長期休暇や学校給食の休止が重なる年末年始は、1年のなかで最も牛乳の消費量が減ることから、業界一丸での消費喚起運動が盛んに行われている。
同店には近隣の子どもと保護者13人が集まった。
子どもらは店内のレジ打ちや商品陳列を体験後、イートインスペースに移動。長﨑清子さんと全農職員による「らくのうクイズ」を通し酪農や牛乳について学んだ。
長﨑さんは「牧場は八千代緑が丘西店から15分くらいのところにある。普段は牧場の牛を小学校に連れていき『モーモースクール』という形で実施しているが、コンビニで活動する機会はなく、今回とても楽しみに参加した。(消費喚起に向けては)個々の酪農家がSNSで発信などしているが、直接会って伝える機会はありがたい」と述べる。
冬場の牛乳は乳脂肪分が高く濃厚なおいしさが味わえる。ホットミルクなど季節問わず多くの人に消費喚起することで将来的な国内酪農基盤の維持につなげていく。
参加した子どもらは「牛が1日に食べるごはんの量は?」「牛乳は1年通して同じ味?」といった選択問題に元気に答え、参加賞の「ミルクノート」と牛乳の乳の長さが分かる定規が配られると嬉しそうに受け取っていた。
ファミリーマートでは、12月26日から2024年1月8日まで「明治のおいしい牛乳 900ml」(税込319 円)を1 本あたり 30 円引きで販売する。
また外国人観光客を対象に「ファミマの牛乳 500ml」(税込177円)が1本あたり80円引きになる割引クーポン企画も12月26日から24年2月26日まで実施する。
全国のホテルなどの宿泊施設を中心に約 30 万枚配布されるチラシに印字された二次元コードを読み取ってクーポンを取得しレジで提示することで利用できる。