12.7 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2025 / 11 / 04 火曜日
English
加工食品乳製品・アイスクリームクリームチーズ「キリ」 初の常設カフェ 体験通し新たな魅力伝える ベル ジャポン
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

クリームチーズ「キリ」 初の常設カフェ 体験通し新たな魅力伝える ベル ジャポン

日本でクリームチーズ「キリ」を発売するベル ジャポンは12月2日、アルテゴ(東京・中央区、檜垣周作社長)が運営するベーグル専門店とコラボした常設カフェ「BAGEL&BAGLE×Kiri Café」を東京・恵比寿にオープンした。素材や風味を生かした「ここでしか味わえない」スペシャルな料理を通して、40周年を迎えた「キリ」の新たな価値を伝える。

マーケティングディレクターのロジャー・シェパードソン氏は、「国内ベーグルショップのパイオニアである『BAGEL&BAGLE』との想いが一致しコラボに至った。ポイントは外食で『キリ』が楽しめる点。これまでリテール商品としてのイメージが強かったと思うが、これを機に幅広いメニュー体験を楽しんでほしい」と語った。

コラボの背景には、同じ海外にルーツを持ち相性のよいクリームチーズとベーグルを、日本で定着させたい両社の思いがある。

ロジャー・シェパードソン氏(右)(ベル ジャポン)と川畑敦史氏(アルテゴ)
ロジャー・シェパードソン氏(右)(ベル ジャポン)と川畑敦史氏(アルテゴ)

アルテゴの川畑敦史取締役は「97年の創業時からベーグルとクリームチーズを一緒に提案してきたが、消費者にどう伝えるかで試行錯誤があった。40周年を迎えた『キリ』を、ベーグル直営店のリアルな形で表現できればいい」と期待を込めた。

提供するのはいずれも「キリ」を使ったプレートやデザート。「クリームチーズベーグルプレート」(税込1千485円)では、ハニーナッツ、プラムと赤ワイン、アップルキャラメルなど全8種から好みのクリームチーズを選ぶことができる。

「バスクチーズケーキ」(税込み693円)は、チーズの風味を生かすため、あえて高温で焼かずに火加減を調整した。「チーズクリームコーヒー」(税込770円)は、かき混ぜることでティラミスのような味わいが楽しめる。

同社のベーグルと「キリ」はいずれも20~40代女性を中心に、素材や品質の面で高く支持されている。白を基調とした店内には木の椅子を設置し、商品のよさを居心地のよい空間でも表現した。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点