金印 堅調な「国産冷凍薬味」シリーズ 試食販促で美味しさ体感して

加工わさびなどを展開する金印は、家庭用市場における冷凍香辛料という新しい提案をしている「国産冷凍薬味」シリーズが、採用店舗を着実に増やし、じわじわと広がりを見せている。ただ、これまでにないジャンルだけに認知度はまだまだ。食品スーパーや催事などで試食を展開するなど、商品の美味しさを実際に体感してもらうことで需要拡大を図っている。

国内の家庭用冷凍食品市場は急速冷凍など技術の進化によって「冷凍=おいしい」のイメージも確立しつつある。また食品スーパーなどで売場が拡大する中で、定番のパスタ、米飯、弁当用などに加え、海外ブランドや有名飲食店とのコラボ商品など簡便性にとどまらず、より品質にこだわった商品も多く展開されている。

その中で、飲食店やホテルなどに冷凍香辛料を提供し高い評価を得てきた金印は、冷食市場の多様化に合わせて、調味料・香辛料についても今まで以上に風味や新鮮さにこだわった商品の需要が高まっていくと考え、簡便性を維持しながらより本格的な風味やフレッシュ感が楽しめる新シリーズを開発・導入した。

「国産冷凍薬味」シリーズは今年9月にリニューアルした『おろし本わさび』『おろししょうが』『きざみゆず皮』に加え、新しく追加された『柚子こしょう』『おろしにんにく』の5商品をラインアップ。

『おろし本わさび』と 『おろししょうが』は、これまで以上に国産素材の風味や香りを楽しんでもらうため、素材を活かしたシンプルなおいしさを追求。主要原材料の比率を90%以上に大きく引き上げた。

『きざみゆず皮』は、旬のゆずを収穫、使いやすいようにスライスカットし急速冷凍。苦味を減らすためにワタの部分を極力取り除き、香りが良く傷の少ない果皮を選別している。1袋でゆず玉約1.5個分使用している。

『柚子こしょう』は、国産黄ゆずと青唐辛子を使用し、塩分は控えめで料理の味が生きる仕上がりになる。

『おろしにんにく』は、は福地ホワイト六片を使用し、すりおろしたてを冷凍パックにした。添加物を一切使用せずに原料本来のさわやかな風味が楽しめる。

「ヘキサラファン」の研究結果が掲載 「高齢者の記憶機能改善」で成果

わさび加工品などを展開する金印は、人間環境大学総合心理学部の野内類教授、東北大学の川島隆太教授を中心とする研究グループとともに、本わさびに含まれる健康成分『ヘキサラファン(6―MSITC)』が健康な高齢者の認知機能に及ぼす効果を検証した研究成果を発表。世界的な経済誌であるForbesをはじめ、国内外の様々な媒体で取り上げられ、反響を読んでいる。

金印は、本わさびの根茎や根の部分に含まれる健康成分『ヘキサラファン』に注目し、20年以上にわたり産学連携で研究を進めている。抗炎症や抗酸化、発がん抑制、育毛などの機能性がこれまでに発見されている。

研究では無作為比較対照試験で検証。健康な高齢者72人を「ヘキサラファン群」「プラセボ群」に分け、12週間の介入期間の前後で認知機能検査を行った。また参加者や検査員、データ解析者もだれがどのサプリメントを摂取しているのかわからない二重盲検で実施した。

解析の結果、ヘキサラファンを摂取していない「プラセボ群」と比較し、「ヘキサラファン群」では、エピソード記憶、作業記憶の成績が有意に向上することが新たに明らかとなった。

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