IZUMIYA 小田原本社で展示会 観光客回復、売上好調

首都圏を中心に業務用卸事業を展開するIZUMIYA(本社・小田原市、鈴木雅治社長)は10月25日、小田原アリーナで「第51回フードサービスショー」を開催した。出展メーカーは137社。小田原・箱根地区のユーザーら1千600人超が来場した。

テーマコーナーでは「人手不足解消のための簡便食材とメニュー」「パーティ・宴会を盛り上げるメニュー」「急増するインバウンドに対応する多彩な食材・メニュー」を提案。JFDA商品や当日限りの特価品も多数揃え、年末商戦に向けてユーザーの注目を集めていた。

鈴木社長は、「外食市場はコロナ禍からの回復が進み、外国人観光客も戻ってきた。小田原本社は10月まで売上29%増、全社は前年比30%増で推移している。通期では卸部門は当初の予想を上回り、売上高150億円強を見込んでいる」と語った。

小田原・箱根地区の状況については、「廃業される外食店もあるが、新規開拓もあり、得意先件数は維持できている。箱根地区は観光客とインバウンドで賑わっている。競合も激化しているが、箱根・富士山・伊豆という日本を代表する観光地をカバーし、長年にわたって事業を展開してきた強みを生かし、さらなる拡大につなげていきたい」と意欲を示した。

小田原地区の展示会終了後には、4年ぶりとなる懇親会を開催。鈴木社長は出展メーカー各社に東京・横浜・小田原の3会場での展示会開催への御礼を述べるとともに、10月に創業60周年を迎えたことを報告。グループ売上高200億円の目標達成に向けた意気込みを語った。

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