日清食品×安藤財団 世界初「食」と「ウェルビーイング」の関係性を明らかに 「食事に満足している人の方が『ウェルビーイング』を実感する可能性が1・62倍高い」

日清食品と安藤スポーツ・食文化振興財団(安藤財団)は、世界で初めて「食」と「ウェルビーイング」の関係性を明らかにした研究調査「Recipes for Wellbeing Report(食とウェルビーイングの関係性レポート)」をこのほど発表した。アメリカの世論調査会社であるギャラップ社の協力を得て実施。その結果、「食事に満足している人は、満足していない人に比べて、『ウェルビーイング』を実感する可能性が1・62倍高い」ことなどが分かった。

これまで国の豊かさを測る指標として活用されてきたGDP(国内総生産)に代わり、近年は心身や社会の良好な状態を表す概念として「ウェルビーイング」が注目を集めている。ただし、これまで「食」と「ウェルビーイング」の直接的な関係性は明らかになっていなかった。

調査は142の国と地域を対象に実施。質問は「『食』を楽しめているか」「自身が食べたものは健康的だったと捉えているか」「食事の種類に幅広い選択肢があると感じているか」の3問で、すべてに「はい」と答えた人の割合を「Food Wellbeing Index」と新たに定義。これにギャラップ社が世界規模で調査するウェルビーイングを測定した指数を掛け合わせ、「食」と「ウェルビーイング」の関係を分析した。

その結果、上位国は1位オランダ、2位ベトナム、3位アイスランド、4位ドイツ、5位ウズベキスタン、6位スイス、7位オーストラリア、8位ノルウェー、9位スウェーデン、10位クウェートとなった。日本の回答割合をみると、食に関して「楽しめている」は104位(142か国中、以下同)、「おおむね健康的」は85位と低調だが、「種類に幅広い選択肢がある」は24位と比較的上位だった。

安藤財団の安藤宏基理事長(日清食品ホールディングス社長・CEO)は「私たちは『食とスポーツは健康を支える両輪』との理念を掲げて活動してきた。世界初の本研究調査が、国家、自治体などの政策立案者、研究者への『ウェルビーイング』向上へ向けた行動喚起になることを願っている」とコメントを寄せた。

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