関西圏に拠点を置く味噌製造生産者と卸売業者で組織する関西味噌生販協議会は10月12日、第57回定時総会をホテルグランヴィア大阪で開催し、会員50社から37社が参集した。
総会冒頭、土屋勇蔵会長(ジャポニックス社長)は「味噌出荷量は、一部メーカーさまの脱退分を差し引き考慮すると23年1~7月累計で97.6%。前年度の好調と昨今の値上げが影響していると思うが、今後も消費拡大の取り組みが重要だと思っている。ただ、様々なコスト増があり、24年物流問題でさらなるコスト増は確実だが、メーカーさまとともに、値上げも含め新しい味噌の活用を見いだしていける体制作りが重要と思っている。また、味噌の消費拡大にはPRも必要だと思うので、PR委員長としても注力していきたい」と抱負を語った。
総会では、22年度事業・会計報告(22年8月~23年7月)、23年度計画のほか、PR委員会の活動案では、23年6月には大阪枚方市の幼稚園で食育イベントを開催したこと、6月2日からPR委員会のインスタグラムを開設したことなどが報告された。
今期活動案は、キッズプラザ大阪や幼稚園での食育イベント、みそソムリエ認定活動実施、SNS情報発信活動などを報告した。
また、総会前には安部司氏による「無添加の問題点と表示規約について」の講演があり、総会終了後は懇親会を開催した。