11.8 C
Tokyo
12.4 C
Osaka
2025 / 12 / 25 木曜日
ログイン
English
小売CVSセブンプレミアム、V字回復 松竹梅マーティングと安心価格の表示が奏功

セブンプレミアム、V字回復 松竹梅マーティングと安心価格の表示が奏功

 セブン&アイグループのプライベートブランド (PB)「セブンプレミアム」は、昨年8月以降は売上げを伸ばし続けV字回復の勢いが継続している。

 2021年度に頭打ちになったのを契機に各商品の見直しを図ったことが奏功した。

 青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長兼商品本部長は9月20日の発表会で、「“NBの売れ筋商品と同等、あるいはそれ以下の価格でそれ以上の品質”が『セブンプレミアム』スタート時のコンセプト。これに沿って、もう一度、一品一品を見直して、きちんと質を高めていくリニューアルを重ねた」と振り返る。

 リニューアルに加えて、1つのカテゴリーで価格帯を松(高価格=上質)・竹(中価格=日常)・梅(低価格=経済性)の3つに分類する「松・竹・梅」を強調したマーケティングや「安心価格」のPOP表示がV字回復に貢献した。

 「セブンプレミアム」は昨年8月、価格優位性の高い計115アイテムに「安心価格」POPを表示して集中展開を開始した。

 「安心価格」訴求商品については「月を追うごとに売上げが上がり、結果として『セブンプレミアム』の販売が大きく回復した」という。

 直近も好調に推移。
 「8月以降も売上を伸ばし続け、今年、『セブンプレミアム』の数字を大きく伸ばすことができると考えている」と述べる。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。