7.6 C
Tokyo
11.1 C
Osaka
2025 / 12 / 25 木曜日
ログイン
English
食肉食肉加工品丸大食品 燻製屋から「大人のホワイト」 2種のデザインで食べ方提案も

丸大食品 燻製屋から「大人のホワイト」 2種のデザインで食べ方提案も

丸大食品は23年秋季の新商品・リニューアル品計63品を発表した。ハム・ソーセージ部門からは市場が伸長しているホワイトウインナーから「燻製屋熟成あらびきウインナー大人のホワイト ジッパー付き」(136g税込430円)を中袋タイプのジッパー付きで発売し使いやすさと食品ロス削減などを訴求。調理品からは食べやすい辛さに仕上げた「シェフの匠グリーンカレー」を、輸入の海外商品部門からは開封してそのまま食べられる「若鶏もも肉のローストチキン切落し」2種をそれぞれ新発売した。

「大人のホワイト」を投入するウインナー売場は、各社のピロータイプの2袋バンドル商品が多いが、主力購入層である中高齢層は1回の調理では1袋分の本数は多いという声を受け、ジッパー付きで使いやすさを訴求し、売場での存在感も高める。

池田知功ハムソー事業部長(丸大食品)
池田知功ハムソー事業部長(丸大食品)

消費者のホワイトウインナーの美味しい食べ方が分からないとの声に対し、中袋の表面積の大きさを生かして、レモンをかけてさっぱり、わさび添えと2種類のデザインを用意した。特にレモンを使用する食べ方では、30歳代など若年層への浸透も図りたい考えだ。

また、好評の「たっぷり使える」シリーズは、既存の「ロースハム」「ベーコン」「パストラミポーク」に続き、4品目の「ウインナー」を新発売する。同品からパッケージにはバイオマスインキを使用し、シンプルな包装形態で包材プラスチック削減につなげていく。

「グリーンカレー」は、青唐辛子のクセになる辛さ、レモングラスのさわやかな香り、ココナッツミルクオイルのまろやかな味わいが特徴。グリーンカレーなどに代表されるタイカレー市場は拡大しており「お店のような味を家庭で食べたい」需要も高いことから、同社の「シェフの匠」シリーズで投入。

海外商品部門は、同社が出資するタイの合弁会社べタグロで製造・輸入しており、飼料から製品までトレースできるシステムを構築している。NB品では9品のサラダチキンを展開しており、今回はジューシーな食感が特徴の「もも肉のローストチキン」から「ごま油&ガーリック味」と「塩ペッパー味」の2品を発売する。

7月28日にメディア向けに発表した池田知功上席執行役員ハムソー事業部長は「サステナブルな社会実現を目指し、CO2削減、消費期限延長による食材ロス削減、代替肉開発などに取り組んでいる。今後も一層お客さまに喜ばれる商品作りを目指していく」とあいさつした。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。