8.3 C
Tokyo
10.2 C
Osaka
2025 / 12 / 29 月曜日
ログイン
English
加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品子ども食堂をカレーで支援 ベル食品工業 SDGs視点の開発強化

子ども食堂をカレーで支援 ベル食品工業 SDGs視点の開発強化

ベル食品工業は、SDGs視点で活動するプロジェクトを始動させている。今春に発売した「子ども食堂カレー」などは、地元百貨店のイベントに出店して少しずつ認知が拡大し、エシカルな売場を強化する小売店などからの関心も徐々に高まっている。

同商品は、売上の一部を社会福祉協議会を通じて子ども食堂へ寄付するもの。一般的に子ども食堂の運営はボランティアで行われており、子ども食堂の継続的な運営の支援を目的に、寄付付き商品として「子ども食堂カレー」を開発した。消費者は同品を購入することで、子ども食堂運営の支援につなげられる。

同社は地元有力百貨店が期間限定で開催するSDGs関連のイベントに今年の2月中旬、6月上旬頃に出店し、同商品の紹介と販売で認知拡大を図った。こういった取り組みを定期的に重ね、少しずつ認知も広がっており、この取り組みに賛同した地元企業からの注文が入ったり、同社本社横に設置したレトルトカレー自販機でも「比較的売れている」(同社)状況だ。

同品は辛みを抑えた昔懐かしい優しい味の欧風ビーフカレー。箱のまま電子レンジ調理可能なので、鍋や火を必要とする湯せん加熱比で1食当たりCO2を67g削減(大学教授監修)できる。価格は税込340円。

その他の同社のSDGs関連の商品は、障がい者の絵を同社が購入してカレーのパッケージデザインに採用した障がい者の自立と就労を支援するカレーも展開し、高質スーパーなどに採用されている。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。