三井物産流通HD 三井食品など事業会社4社と合併検討 来年4月、新会社設立へ

三井物産流通ホールディングス(MRH)は24年4月1日を目標に、MRHおよび傘下の事業会社4社(三井食品、ベンダーサービス、リテールシステムサービス、物産ロジスティクスソリューションズ)を合併する方向で検討していることを明らかにした。23年10月を目途に正式決定し、合併後の社名は「三井物産流通グループ㈱」を予定している。

MRHは20年6月に、三井物産グループの流通4社(三井食品、ベンダーサービス、リテールシステム、物産ロジスティクスソリューションズ)の完全持株会社として設立。MRHを中心に事業会社4社との横断的な事業活動を推進し、21年7月には各社の本社事務所を東京・西新橋の日比谷フォートタワーに移転。グループ各社が連携し、実質的な一体経営を推進してきた。グループ4社合算の事業規模は約1兆4千億円。三井物産グループの流通戦略の中核を担う企業として今後の展開が注目される。