CGC合同商談会 創業50周年をアピール オータニ加わり5兆円超え

シジシージャパンは、4月19~20の2日間、東京ビックサイトで「2023CGC合同商談会」を開催し、グループ加盟企業にオータニが加わったと発表した。これによりグループ総年商は5兆161億円、加盟企業数207社、加盟店舗数4千416店舗となり、念願の5兆円を超えた。来場人数は、加盟企業3千578人(38%増)、取引先などを含む合計6千894人(37%増)と昨年を大幅に上回った。

同社は今年創業50周年に当たり、展示会では創業50周年のアピールや輸入品強化のほか、地球にやさしい展示会をポイントに据えた。環境に配慮し、完全事前登録制にすることで来場人数に合わせた試食準備で食品ロスの削減に寄与するほか、試食用備品に紙や木の製品を使用、造作物の90%はリユース可能なものを使用するなどした。

50周年を記念したCGC限定NB商品(2023CGC合同商談会) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
50周年を記念したCGC限定NB商品(2023CGC合同商談会)

会場の入り口に配置した政策コーナーでは、50年の年表や加盟店企業社長写真、今年新たに立ち上げたブランドロゴを展示したほか、「商品」「販売」「環境」「物流」「システム」「CSV」「教育」の7つの分野に分けて今期の取り組みを説明。特に「商品」のなかの輸入品に注力しており、若手プロジェクトメンバーを8人選抜しチャレンジチームを発足、上期36アイテム、通年で100アイテムの商品導入を予定している。

商品ゾーンでは「世界から良いものを」に注力する輸入品が展示され、新食感のアイススイーツ「ナイスバーガー」や、ベルギー産チョコレートを100%使用した「フォンダン・オ・ショコラ」などのフローズンデザートや、女性を中心に立ち上げたブランド「気づかうカラダ」の大豆ミートを使った商品、50周年を記念したCGC限定NB商品などが注目を集めた。

22年2月期の部門別構成比は、青果2.6%、食肉9.5%、水産5.4%、総菜デリカ4.1%、洋日配10.8%、和日配4.5%、冷食3.8%、食品24.4%、菓子8.1%、酒販8.8%、雑貨2.8%、大販12.3%、その他(米穀、鶏卵、ストアサプライ、販促)3.1%。