桜前線去り、憂鬱なヒノキ花粉前線

2月末からの高温の影響で、各地で平年より桜の開花が早まった。ここにきて東京では5月中旬並みの高温が続き、過去2番目に早く桜が満開を迎えた。桜前線に続くのが花粉症前線だ。平年を上回る暖かさが続いているため、各地で花粉の大量飛散が起こっている。4月中旬にかけて、西日本や東日本を中心にヒノキ花粉が飛散ピークを迎えており、ヒノキ花粉に敏感な人は要注意だ。

▼コロナ感染がひと段落したと思ったら、今度は花粉症シーズンの到来。本来なら花見にうかれるシーズンだが、花粉症を患っている人には鬱陶しいシーズンとなっている。

▼少しでも花粉症を軽減しようと多彩な市販薬が出回っている。食品でもヨーグルトや緑茶、甜茶、ルイボスティーのほか、食物繊維が豊富な野菜類やきのこ類、海藻類、梅干しなどにも抗酸化作用があり、アレルギー疾患の改善効果が期待できるという。

▼スーパーやドラッグストア、コンビニでは3月から花粉対策コーナーを開設しており、人出が目立ってきた。目薬やうがい薬、メガネ、マスクとともに、食品ではヨーグルトの売れ行きが好調のようだ。