流通・飲食小売イオンモール 不動産開発マリモに出資 有機的な多機能拠点を共創
カナエ モノマテリアルパッケージ

イオンモール 不動産開発マリモに出資 有機的な多機能拠点を共創

イオンモールは、分譲マンションや収益不動産の開発を手がけるマリモ(広島県広島市)と資本業務提携し、両社で多機能な複合型大規模開発や市街地の再開発などを推進する。3月27日付で同社の親会社マリモホールディングスから株式30%を取得。マリモおよびその子会社4社(国内不動産事業)はイオンモールの持分法適用関連会社となる予定。株式の取得額は非公表。

このほど都内で記者会見を開催。イオンモールの岩村康次社長は「社会課題が複雑化する中で志を同じくするメンバーと協力していく重要性が高まっている。マリモ社とは企業理念で共通する部分が多い」とし、「環境・社会・経済を両立させながら持続可能な営みや暮らしを実現していけるかが課題。互いの強みを持ち寄り、商業・居住・学校・医療・福祉などを有機的につなげることで、活力あるコンパクトな拠点の共創を目指す」などとした。

両社による主な取り組みは、

①多機能複合型大規模開発の推進
②市街地再開発事業の推進
③複合開発による市街地の活性化
④イオンモール資産利用の高度化
⑤「マリモ地方創生リート」による地方への投資促進

マリモは全国で分譲マンションを452棟、市街地再開発を17都道府県で23棟の事業実績がある。人口10~30万人の地方都市をメーンに展開してきたのが特徴だ。マリモHDの深川真社長は「ニッチ戦略を標榜しブルーオーシャンの開拓にこだわってきた。近年は社会課題の解決を目的としたソーシャルビジネス(ウェルネス、地方創生、公共福祉など)にも注力している」。

また提携の背景は「約2年前から相手先を探していた。1970年に設計会社として創業し、独立資本を守りながら黒字経営を続けてきたが、人口減などで経営環境が厳しくなる中でも力強い成長を続けていくために、今回の資本業務提携を選択した」と述べた。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。