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物価高の中で食パン100円の価格を維持 ローソンストア100はどのようにして安さを実現しているのか?

 ローソンストア100は、物価高の中、献立応援コンビニとしての存在感を高めている。

 最大級の値上げラッシュが始まったとされる昨年10月を境に日販は前年を超えて大きく伸長。

 この動きについて、13日発表した近藤正⺒商品開発本部⻑は「値上げラッシュの中で、購入頻度の高い商品や支持が高いシニア層向けの商品群の値上げを極力抑え、購入頻度がそれほど高くない商品には価格転嫁をして全体のバランスをとったことで相対的なお買い得感が増し来店客数が回復している」と分析する。

 物価高の中、安さを維持している取り組みについては「製造面での取り組みから、商品の企画段階での工夫など様々な努力と工夫を行っている」と説明。

 その一例に、「湯捏仕込みの⾷パン」で税抜き100円(税込み108円)の価格を維持しているのは「安定した大量販売ができているため」と語る。

 一般的にコンビニで食パンは主力商品ではないため販売数が少なく、スーパーでは特売などで販売数や価格が乱高下しがちであるのに対し、ローソンストア100では毎日安定して大量に販売しているため原材料や製造ラインの確保が計画的に行いコストを抑えている。

 「毎日安定した数を販売することで、メーカー様にとって先が読めるため、原材料の効率的な確保や工場の計画的稼働が可能になる。原材料をおさえるということが一番コスト低減につながり、ロスを極力減らせるということで製造協力メーカー様にとっても非常に利がある」という。

 2個入りで税込み119円の「オリジナル菓子パン」も同じ仕組みで値ごろ感を創出。加えて、パッケージの色数を抑え、包材フィルムを最大限に薄くすることでコストダウンを図っている。

カット野菜をアピールするローソンストア100の近藤正⺒商品開発本部⻑
カット野菜をアピールするローソンストア100の近藤正⺒商品開発本部⻑

 全14種類のカット野菜では、野菜の調達の際、段ボール詰めの工程を省くことで税込み100円の価格を実現している。

 通常はサイズごとに箱詰めして出荷するのに対し、ローソンストア100では箱ではなく大きなケースに入れて、そのまま工場に搬入することで、人件費ほか箱代も削減している。

 全20種類の100円惣菜シリーズでは、惣菜の種類に関わらず安価な白トレーを使用し安さを実現。和菓子は、同社で構築した物流ルートで他社製品との混載便を使うことで物流費を抑制している。

 そのほか「薄力小麦粉700g」(税込108円)、「特盛ごはん300g」(税込117円)、「特盛カレー300g」(税込108円)、冷凍食品、牛乳、調味料、菓子が値ごろ感を打ち出し人気を集めている。

 ローソンストア100は従来、100円商品に特化して展開していたのを2019年に献立応援コンビニへと改めた。

 以降、「冷蔵庫代わりに毎日通っていただける店」を志向し、生鮮食品や日配食品、調味料など食品スーパーに近い品揃えで関東・中京・近畿エリアに計661店舗を展開している。
「約700店舗は市場の余剰品の活用がしやすい規模で、商品の企画から発売までがスピーディーに行える」という。

 今後も献立応援コンビニとして多様化する食卓ニーズに対応すべく品揃えを強化していく。

【写真】ローソンストア100の税抜き100円の食パン「湯捏仕込みの⾷パン」
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