ネスレ日本、アップサイクルで協働加速 14社・団体の連携プラットフォーム設立に参画

ネスレ日本はこのほど、13社・団体とともに一般社団法人アップサイクルの設立に参画した。

同団体は、廃棄資源や食品残渣のリサイクルを推進する企業・団体の連携プラットフォームで、それぞれの持つ技術やサービスなどを結集して新たな価値の創出を目指す。

理事に名を連ねるネスレ日本の嘉納未來執行役員コーポレートアフェアーズ統括部長は2日開催された記者発表会で「お客様が驚いたり、新しいものを発見してワクワクしたりするようなものを提案したい」と意欲をのぞかせた。

「TSUMUGI」と称する第一弾プロジェクトは、廃棄される紙資源や間伐材を「紙糸」にアップサイクルするもの。

昨年、ネスレ日本は日清紡グループのニッシントーア・岩尾と「ネスカフェエコ&システムパック」を繊維に、また運営店舗のコーヒー残渣を染料に使用したアップサイクル衣服を制作した。

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キットカットなどの紙パッケージを糸に再生

「TSUMUGI」はその延長線上にあるが、紙資源だけでなく間伐材も活用し、2社以外も幅広く参画できるようブラッシュアップさせている。

ネスレ日本は、「ネスカフェ原宿」や「ROASTELIER by NESCAFÉ 三宮」など全国9か所でネスカフェ・キットカットなどの製品パッケージを回収し、同プロジェクトに提供する。

アップサイクルには前述2社のほか、凸版印刷、シーエヌシー、メットライフ生命保険、神戸市役所などが参画。法人会員や一般賛助会員を随時募集している。

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