“音”と“かむ”を楽しむ体験型カップアイス登場 明治

明治は、カスタードアイスにカラメル味のキャンディ素材を合わせ、ザクザクとした食感と音が楽しめる新感覚のカップアイス「ザクポップ カスタードプリン味」(110㎖、希望小売価格税込181円)を、30日から全国のCVS限定で発売する。発売に先立ち19日、都内で発表会を行った。

同商品は卵黄を使用したコクのある味わいのカスタードアイスに、ほろ苦いカラメル味のキャンディを混ぜ込んだ「“かむ”を楽しむ」がコンセプト。食品開発本部フローズン・食品開発部の飯野修平氏は開発背景について、アイス市場における10~20代の購入率がほかの年代に比べて低い点を挙げ、近年菓子などで注目される「食感や音」の要素を取り入れることで、若年層に興味を持ってもらえる商品を目指したと説明。同氏によれば、若年層はほかの世代に比べ「硬めの食感」を魅力に感じる傾向にあるという。

カスタードアイスは卵黄を混ぜ込むことで、コクがありながら後キレのよさを追求。数ある素材の中でも、アイスと組み合わせた際にザクザクとした食感が維持できるキャンディ素材に注目し、硬さやサイズにこだわったキャンディは特殊な油脂コーティングを施すことで、アイス自体のくちどけの良さとザクザク食感を両立した。商品名の「ザクポップ」は、ザクザクとした食感や、アイスを食べた時の弾けるような楽しい気持ちを表現している。

発表会では、原宿系動画クリエイターのしなこさんが商品の特長を生かした咀嚼音を、特殊マイクを使った「ASMR」で披露。アイス研究家のシズリーナ荒井さんは、耳栓を付けて食べる「セルフASMR」を提案し、会場を盛り上げた。