中部日本コーヒー商工組合 「リアルの活動にシフト」新年会で塩澤理事長

中部日本コーヒー商工組合(塩澤彰規理事長=富士コーヒー社長)は12日、ホテル名古屋ガーデンパレスで「新年賀詞交歓会」を開催した。当日は、組合員、関連団体、賛助会員などが多数参加。3年ぶりの開催を喜ぶとともに、新たな年に向けての想いを共有した。

冒頭あいさつで塩澤理事長は、食材をはじめ各種コストが急騰した昨年を振り返り、「コーヒーに関してもここ10年以上経験がないくらい高騰し、利益の圧迫が避けられない状況に陥っている。本年もインフレが続くとの見通しで、個人消費の落ち込みはより顕著となる。そんな課題やリスクに対して、当組合がステークホルダーに対して何ができるかを改めて見つめ直し、果敢に挑戦していく」と述べた。

今年の組合活動としては、「オンライン中心の活動からの変革を第一に考え、リアルでの活動にこだわっていく。コンプライアンス、安心・安全の意識をより高め、コーヒーの視点から環境問題を考え、実行していく」と抱負を語った。

次に来賓を代表して全日本コーヒー商工組合連合会・鈴木修平代表理事会長が登壇。このコロナ禍の3年で各地の組合役員や理事が大きく若返ったとして「今年は心機一転の年。やるべきことはいろいろあるが、組合員の増強にもう一度テーマを絞って、いろいろな活動を練り直していきたい」とした。

乾杯の発声は、日本グリーンコーヒー協会・石脇智弘会長が執り行った。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)