加工食品冷凍食品「超メンチカツ」登場 パーソナルユースも拡充 ニチレイフーズ春季新商品
カナエ モノマテリアルパッケージ

「超メンチカツ」登場 パーソナルユースも拡充 ニチレイフーズ春季新商品

ニチレイフーズは、2023年春季新商品・リニューアル品として、冷凍食品ならではの簡便性や、専門店に匹敵するおいしさ、新たな健康感を付加した商品ラインアップを追求、家庭用はインパクト抜群の「超メンチカツ」や好調な炒飯カテゴリーの新定番を目指す「やみつきねぎ塩炒飯」などを発売する。

発表会の席上、松尾哲哉取締役専務執行役員事業推進部長は、冷凍食品市場について「家庭用はコロナ禍でさらに広く浸透したが、3年ぶりに行動規制が緩和され生活者のニーズが前年と違う動きを見せている。とはいえ、依然として内食需要は高止まりの傾向」とし、昨年大きな話題となった「冷やし中華」「極太つけ麺」に続く新たな高付加価値商品で、近年注力するパーソナルユースをはじめ市場全体の活性化を図る考えを示した。

業務用については「外食は業態によって19年度の水準まで回復。惣菜は行楽・イベントの復活と内食の双方を取り込みながら引き続き堅調」と説明。また、慢性的な人手不足などを背景にオペレーションの負荷増大が深刻化している外食業態や福祉給食業態を例に挙げ、「利便性の高いパーソナルユース商品は業態の垣根を越えて確実に重要性が高まっている」ことも強調した。

春季新商品のうち、家庭用冷凍食品では個食おかずの「超メンチカツ」が注目株。「冷凍おかずの常識を超えて行け」という思いを商品名に込めた。高さは約4cmとこれまでにない肉厚形状。大小様々な挽肉を組み合わせることで噛み応えのある食感を実現しており、電子レンジ(600W)で1分20秒の簡単調理で味わえる。トレーには環境対応型のストーンシート素材を採用。蒸気が抜けサクッとした衣を実現する特殊形状もポイントだ。

「やみつきねぎ塩炒飯」(ニチレイフーズ)
「やみつきねぎ塩炒飯」(ニチレイフーズ)

米飯には「やみつきねぎ塩炒飯」をラインアップ。ねぎ・塩・ごま油の3要素でやみつきになるおいしさを追求し、独自の三段階炒め製法で仕上げた。市場では珍しい塩ベースの炒飯で新たな定番化を図る。また健康価値を付加した商品として、全体(400g)の1/3を6種のたっぷり野菜(140g)が占める「野菜を食べるピラフ」を投入する。チキンコンソメ風味のやさしい味わい。

パーソナルユースでは、2年目の「冷やし中華」は具材を増量するなどリニューアル、「極太つけ麺」はつけ汁をさらに美味しく改良した。1月から「カレーうどん」も発売中。

業務用冷凍食品は、原材料価格高騰や人手不足への対応を最大の課題に商品ラインアップを強化した。
業界最高品質を目指した「究極のから揚げ(あごだし醤油)」と「とろとろクリームコロッケ(かに入り)」、水分量を抑える新製法で野菜本来の甘みや栄養を追求した「素材そのままブロッコリー(中国産)」、本場の味を再現した「ガイヤーン(タイ風焼き鳥)」などを開発。また、調理の負担を大幅に軽減する「まるで揚げたて!スチコン唐揚げ」「(衣付き)たらと明太のおつまみ天」、パーソナルユースに応える「トレーで簡単cook!」シリーズとしてマルチオペレーション設計の「ボロネーゼ(生パスタ使用)」「あじさんが・しんじょセット」などの提案にも注力する。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。