ヤクルト本社が新たな機能性表示食品を発売する。2月13日にヤクルトレディによる訪販チャネルで発売する「ヤクルトのおいしいはっ酵果実」(125㎖、税別150円)がそれだ。
温州みかん果汁を同社独自の「乳酸菌LP0132」で発酵させた乳酸菌はっ酵果汁飲料。1本当たり同乳酸菌を400億個(生きた乳酸菌は含まない)含んでいる。「乳酸菌LP0132」には花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する機能があることが報告されている。
機能性表示食品のエビデンスについては、花粉による不快感を有する成人100人を2群に分け、被験群には「乳酸菌LP0132を400億個含む乳酸菌発酵果汁飲料」(生菌を含まない)、対照群には疑似飲料を1日1個(125㎖)、8週間飲用してもらい、うち機能性表示食品の届出等に関するガイドラインに定められた健常者と軽症者93人について鼻の不快感を検証した結果、総合鼻症状スコアの変化量において、被験群では対照群と比較して飲用1、2週目で有意に低い値を示したとしている。
温州みかん果汁本来の味に乳酸菌の発酵による清涼感をプラスした甘酸っぱく爽やかな風味により、機能性と食品としてのおいしさを両立させた。