9.8 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2026 / 02 / 06 金曜日
ログイン
English
加工食品即席麺・即席食品即席麺総需要、過去最高に迫る勢い 昨年は11月まで2.2%増

即席麺総需要、過去最高に迫る勢い 昨年は11月まで2.2%増

日本即席食品工業協会調べによると、2022年1~11月の即席麺総需要は54億1千514万食、前年同期比2.2%増だった。この数字はJAS品.非JAS品および生タイプの合計。あと1か月を残すものの、年間のプラス成長は確実なペースで、過去最高の20年(59億7千434万食)に迫る勢いだ。コスト高の影響で当市場も22年6月に価格改定を実施したが、最大の武器であるおいしさと簡便性に加え、主食として相対的なコストパフォーマンスの高さが強みになっている。

月別の推移をみると、2~5月に4か月連続でプラスをマーク。業界関係者の間では「2月上旬から大手メーカーを中心に価格改定の発表が相次ぎ、連日テレビやネットのニュースに即席麺の有名ブランドが露出した。図らずも消費者の関心が高まった」との見方がある。その値上げを実施した6月は3.8%減とブレーキがかかり、続く7月は猛暑で7.8%減と苦戦したものの、その後は8月5.0%増、10月1.0%増、11月3.6%増と順調に回復した。

カテゴリー別は、約3分の2を占めるカップ麺が35億8千810万食、1.6%増で牽引。袋麺も18億2千704万食、3.6%増と堅調だった。

一方、総需要の内訳でJAS受検数量(構成比74%)は1.8%減と若干マイナス。こちらは各社のロングセラーなどが多く該当し、価格改定の影響が出たと見られる。対して、非JAS品は19.2%増と拡大。背景には、従来にない新価値商品や輸入品などラインアップの多様化に加え、値上げ以降、定番のレギュラー品から非JASのPBや廉価品に需要がシフトしたことも挙げられる。

なお11月単月は5億8千295万食、3.6%増。うち袋麺が2億1千142万食、4.4%増、カップ麺が3億7千153万食、3.1%増とそれぞれ伸びた。12月は前年同月が5.6%増と高水準ながら一昨年レベルの上乗せでも通年で59億食を突破する。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。