「ブラックサンダー」好調維持 新ブランドも本格発売予定 有楽製菓

前7月期に過去最高売上(137億円)を達成した有楽製菓は、今期に入っても8~11月の「ブラックサンダー」シリーズ(一般流通品)が12.6%増と好調を維持。30~40代男性に人気の高いファミリーパックのラインアップに「いちごのサンダーミニバー」を加えたことで、主婦層にも広がりをみせている。

昨年好調だった「本っ当においしいチョコバー」がコンセプトのプレミアムシリーズ「ブラックサンダー至福のバター」が8.7%増と昨年を上回る勢い、発売6年目となる「しっとり深みガトーショコラ」は、エクアドル産カカオや「コニャックV.S.O.P」を使用し深みのある濃厚な味わいに仕上げ、12月13日からコンビニ先行でリニューアル発売した。

今後の取り組みとして、児童労働撤廃に取り組む人権に配慮されたカカオ原料に切り替える「スマイルカカオプロジェクト」をさらに深耕。現在88%の原料切り替えが完了しており、25年までにすべて切り替える計画。

また、新ブランドの本格発売も予定しており、ミルクチョコレートをベースに食感にこだわった「PICKS(ピックス)」を23年1月に発売。22年1月から一部コンビニチェーンでテスト販売を2品実施しており、「とろっ」「さくっ」食感の2品にもう1品加えた、三つの食感での展開を予定している。なお、一般流通向け商品は今期売上高6%増を目標としている。

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