イオン、いつもの半分の量で済む食用油を開発 「トップバリュ」新価値提案の顔として25日に発売開始

 イオンは10月25日、“いつもの半分の量の油でおいしく炒め物調理ができる”を訴求する炒め物専用の食用油「トップバリュ キャノーラ油ハーフ」を新発売した。

 国内製造の食用なたね油に乳化剤を加えて、食材内部へ油が浸透しにくくフライパンに油が残りやすくなっているのが特徴。
 600g規格で価格は税別398円。

 食用油の値上げ発表が相次いだ2月に着想し約半年かけて開発された。

 イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の新価値提案を象徴する商品の位置づけで、今後、様々なカテゴリーから同様のコンセプトの商品が発売される模様。

 25日発表したイオントップバリュの和田浩二取締役ブランド&コミュニケーション本部長は「業務用でこのような商品はあるが、お客様の普段の生活の中に“こんなものがあったのか”と選択肢の幅を広げる商品になる。原材料価格高騰で食用油が買え控えされる中で、お客様に寄り添い新しい提案をしていく。そのシンボリックな商品として『トップバリュキャノーラ油ハーフ』を今回説明したが、今後、様々なカテゴリーで創意工夫してこのような商品群を増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。

店頭での実演販売の様子 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
店頭での実演販売の様子

 店頭での実演販売ほか、“油がいつもの半分の量で!”を謳ったPOPや動画でトライアルを促進していく。

 イオントップバリュ商品開発本部グロッサリー商品部の山本浩哉氏は「一度使っていただければ自ずと使用量は減っていく。入れて過ぎてしまうと(いつもの量を入れると)、フライパンが油でベトベトになる」と説明する。

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